ガンマ線を放出する核種である⁶⁰Co、¹³⁷Cs及び¹⁹²Irに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
ガンマ線照射装置に関する知識 第21問
ガンマ線を放出する核種である⁶⁰Co、¹³⁷Cs及び¹⁹²Irに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)半減期が最も短いものは、¹⁹²Irである。
- (2)最もエネルギーの大きいガンマ線を放出するものは、⁶⁰Coである。
- (3)半減期が最も長いものは、¹³⁷Csである。
- (4)最もエネルギーの小さいガンマ線を放出するものは、¹⁹²Irである。
- (5)¹³⁷Csのガンマ線のエネルギーは、およそ1MeVである。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
セシウム137のガンマ線のエネルギーは、およそ0.66MeVです。「およそ1MeV」ではありません。
【主な線源のガンマ線エネルギー】
コバルト60 約1.17 と 1.33MeV
セシウム137 約0.66MeV
イリジウム192 約0.3~0.6MeV
イッテルビウム169 約0.06~0.3MeV
1MeVに近いのはコバルト60のほうです。セシウム137はその半分ほどです。
【ほかの選択肢】
(1) 半減期が最も短いのはイリジウム192(約74日) 正しい
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(2) 最もエネルギーの大きいガンマ線を放出するのはコバルト60
正しい
(3) 半減期が最も長いのはセシウム137(約30年) 正しい
(4) 最もエネルギーの小さいガンマ線を放出するのは
イリジウム192 正しい
この設問は三核種(コバルト60、セシウム137、イリジウム192)だけなので、(1)と(4)はイリジウム192で正しくなります。
【三核種の半減期】
セシウム137 約30年 いちばん長い
コバルト60 約5.3年
イリジウム192 約74日 いちばん短い
【三核種のエネルギー】
コバルト60 約1.17と1.33MeV いちばん高い
セシウム137 約0.66MeV
イリジウム192 約0.3~0.6MeV いちばん低い
半減期の順とエネルギーの順は違います。セシウム137は半減期がいちばん長く、エネルギーは真ん中です。
【0.66MeVという数字】
セシウム137の代名詞のような値
放射線測定器の校正にもよく使われる、基準的な線源です。この数字は覚えておくと役立ちます。
【エネルギーと遮蔽】
エネルギーが高いほど、半価層が大きい
コバルト60がいちばん遮蔽に厚さを要します。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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