同位体、放射性壊変又はガンマ線の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
ガンマ線照射装置に関する知識 第21問
同位体、放射性壊変又はガンマ線の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)同位体どうしは、化学的性質がほぼ同じである。
- (2)ガンマ線は、軌道電子のエネルギー遷移によって放出される電磁波である。
- (3)ガンマ線は、波としての性質と粒子としての性質を有する。
- (4)β⁺壊変では、原子番号が1減少し、質量数は変わらない。
- (5)α壊変では、原子番号が2減少し、質量数が4減少する。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
ガンマ線は、原子核から放出される電磁波です。軌道電子のエネルギー遷移によって放出されるのは、特性エックス線です。
【ガンマ線とエックス線の違い】
ガンマ線 原子核から出る電磁波
エックス線 軌道電子の遷移や制動放射から出る電磁波
どこから出るかが違うだけで、電磁波としての性質は同じです。だから、遮蔽や測定のしかたも同じように扱えます。
【ほかの選択肢】
(1) 同位体どうしは、化学的性質がほぼ同じ 正しい
(3) ガンマ線は、波としての性質と粒子としての性質を有する
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正しい
(4) β+壊変では、原子番号が1減少し、質量数は変わらない
正しい
(5) α壊変では、原子番号が2減少し、質量数が4減少
正しい
【特性エックス線】
内側の軌道の電子が抜けた席に、外側の電子が落ち込むときに出る
原子ごとに決まったエネルギーなので「特性」と呼ばれます。光電効果の後に二次的に発生します。
【同位体の化学的性質が同じわけ】
陽子数が同じ → 電子の数も同じ
化学的な振る舞いは電子が決めるので、中性子数が違っても性質はほぼ変わりません。
【壊変による変化】
α壊変 原子番号 −2 / 質量数 −4
β-壊変 原子番号 +1 / 質量数 変わらない
β+壊変 原子番号 −1 / 質量数 変わらない
電子捕獲 原子番号 −1 / 質量数 変わらない
α壊変だけが質量数を変えます。
【波と粒子の二重性】
波として 回折や干渉を示す
粒子として 光子として一個ずつ数えられる
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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