単一エネルギーの細いガンマ線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…

ガンマ線照射装置に関する知識 第25問

単一エネルギーの細いガンマ線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。 半価層の値は、ガンマ線の線量率とは無関係です。「線量率が高くなると大きくなる」は誤りです。 【半価層】 線量率が半分になる厚さ 物質の種類とガンマ線のエネルギーだけで決まります。 強い線源でも弱い線源でも、同じ厚さで半分になります。 【ほかの選択肢】 (1) 1/10価層Hと半価層hの間には、   H =(10の自然対数 ÷ 2の自然対数) × h    = 約3.32 × h の関係がある       正しい (2) エネルギーが1MeV程度までのガンマ線に対する鉄の半価層は、
解説の続きをみる続きを閉じる
  エネルギーが高くなるほど大きくなる     正しい (3) 半価層hは、減弱係数μに反比例する     正しい (5) エネルギーが同じ場合、アルミニウム板の半価層は鉛板より   大きい                    正しい 【半価層と減弱係数】 h = 0.693 ÷ μ μ が大きい(減りやすい)ほど、半価層は小さくなります。反比例の関係です。 【エネルギーが高いと半価層が大きいわけ】 物質を通り抜けやすい → 減りにくい → 厚くしないと半分にならない 【アルミニウムと鉛】 鉛は密度が大きく原子番号も大きい → よく遮蔽する                  → 半価層が小さい アルミニウムでは、同じ効果を得るのに厚さがずっと要ります。遮蔽材に鉛を使うのは、薄くて済むからです。 【1/10価層】 H = 約3.32 × h 半分にするより10分の1にするほうが厚くなります。 【線量率と無関係であることの確かめ】 半価層は、物質とエネルギーで決まる定数 線量率で変わるのなら、遮蔽の設計ができません。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「ガンマ線照射装置に関する知識」のほかの問題

  1. 2024年下半期(2025年4月公表) 第25問単一エネルギーで太い線束のガンマ線が物体を透過するときの減弱式における再生係数(ビルドア
  2. 2025年上半期(2025年10月公表) 第23問透過写真撮影用ガンマ線照射装置の線源に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  3. 2025年下半期(2026年4月公表) 第21問同位体、放射性壊変又はガンマ線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  4. 2025年下半期(2026年4月公表) 第29問最初360GBqであった放射性核種(半減期32日)の176日後の放射能の量(強さ)に最も
  5. 2023年下半期(2024年4月公表) 第27問透過写真撮影用ガンマ線照射装置又はその線源容器に関する次の記述のうち、誤っているものはど
  6. 2024年上半期(2024年10月公表) 第25問単一エネルギーで太い線束のガンマ線が物質を透過するときの減弱を表す場合に用いられる再生係

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク