同位体、放射性壊変又はガンマ線の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
ガンマ線照射装置に関する知識 第29問
同位体、放射性壊変又はガンマ線の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)同位体どうしは、質量数が異なる。
- (2)同位体どうしは、化学的性質がほぼ同じである。
- (3)ガンマ線は、原子核の壊変に伴い、原子核から放出される電磁波である。
- (4)β⁻壊変では、原子番号が1減少し、質量数は変わらない。
- (5)ガンマ線は、電磁波と粒子の双方の性質を有している。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
β-壊変では、原子番号が1増加します。「1減少」ではありません。質量数が変わらないところは正しい記述です。
【β-壊変】
原子核の中で、中性子が陽子と電子に変わる
中性子が一つ減り、陽子が一つ増える
→ 原子番号(陽子数)が1増える
→ 質量数(陽子+中性子)は変わらない
飛び出した電子がβ線です。マイナスの電子が出ていくと、核はプラスに傾く。だから原子番号が増えます。
【ほかの選択肢】
(1) 同位体どうしは、質量数が異なる 正しい
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(2) 同位体どうしは、化学的性質がほぼ同じ 正しい
(3) ガンマ線は、原子核の壊変に伴い、原子核から放出される
電磁波 正しい
(5) ガンマ線は、電磁波と粒子の双方の性質を有している 正しい
【壊変による変化】
α壊変 原子番号 −2 / 質量数 −4
β-壊変 原子番号 +1 / 質量数 変わらない
β+壊変 原子番号 −1 / 質量数 変わらない
電子捕獲 原子番号 −1 / 質量数 変わらない
β-だけが増える、と覚えます。
【同位体】
陽子数が同じで、中性子数が違う原子
陽子数が同じということは電子の数も同じなので、化学的性質はほぼ同じになります。中性子数が違うので、質量数は異なります。
【ガンマ線とエックス線の違い】
ガンマ線 原子核から出る電磁波
エックス線 軌道電子の遷移や制動放射から出る電磁波
どこから出るかが違うだけです。
【波と粒子の二重性】
波として 回折や干渉を示す
粒子として 光子として一個ずつ数えられる
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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