気体の電離を利用する放射線検出器の印加電圧と生じる電離電流の特性に対応した次のAからDの領域について、出力電流の大きさが…

ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第2問

気体の電離を利用する放射線検出器の印加電圧と生じる電離電流の特性に対応した次のAからDの領域について、出力電流の大きさが入射放射線による一次電離量に比例し、放射線の検出に利用される領域として、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 再結合領域B 電離箱領域C 比例計数管領域D GM計数管領域

正答 (3)
正答は (3)。B,C が該当します。 出力電流の大きさが入射放射線による一次電離量に比例し、放射線の検出に利用されるのは、電離箱領域と比例計数管領域です。 【印加電圧による領域】 再結合領域   イオンが再結合してしまい、一部しか           集められない → 検出に使えない 電離箱領域   生じたイオン対をすべて集める。増幅なし           → 一次電離量に比例 比例計数管領域 ガス増幅が起こるが、増幅率が一定           → 一次電離量に比例
解説の続きをみる続きを閉じる
GM計数管領域 ガス増幅が大きく、出力が一定           → 比例しない 【比例するとはどういうことか】 入射した放射線のエネルギーが大きい → イオン対が多くできる                   → 出力が大きい だからエネルギーを測れます。 【電離箱領域】 増幅はないが、できたイオン対をもれなく集める 出力は小さいものの、正確に比例します。電離箱式サーベイメータが精度よく測れるのは、このためです。 【比例計数管領域】 ガス増幅が起こり、増幅率が一定 もとの電離量の何倍かという形で増えるので、比例関係が保たれます。出力が大きくなるぶん、扱いやすくなります。 【GM計数管領域が比例しないわけ】 管全体に放電が広がる どんなエネルギーの放射線でも同じ大きさのパルスになるので、比例関係が失われます。そのかわり出力が大きく、簡単な回路で数えられます。 【再結合領域が使えないわけ】 電圧が低く、イオンが再び結びついてしまう 集まる量が電圧によって変わるので、測定の基準になりません。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識」のほかの問題

  1. 2023年上半期(2023年10月公表) 第2問放射線の量と単位に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  2. 2023年上半期(2023年10月公表) 第10問GM計数管式サーベイメータによりガンマ線を測定し、800 cpsの計数率を得た。
  3. 2023年下半期(2024年4月公表) 第8問屋外におけるガンマ線透過写真撮影作業を行う場合の留意事項に関する次の記述のうち、誤ってい
  4. 2024年下半期(2025年4月公表) 第6問放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、正しいものの全ての
  5. 2025年上半期(2025年10月公表) 第4問被ばく線量測定のための放射線測定器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  6. 2025年下半期(2026年4月公表) 第2問放射線検出器とそれに関係の深い用語との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク