熱ルミネセンス線量計(TLD)と蛍光ガラス線量計(RPLD)に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1…

ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第5問

熱ルミネセンス線量計(TLD)と蛍光ガラス線量計(RPLD)に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 素子には、TLDではフッ化リチウム、硫酸カルシウムなどが、RPLDでは銀活性リン酸塩ガラスが用いられる。B TLDの方が、RPLDより素子間の感度のばらつきが少なく、フェーディングも小さい。C 線量の読み取りは、RPLDでは繰り返し行うことができるが、TLDでは線量を読み取ることによって素子から情報が消失してしまうため、1回しか行うことができない。D TLDの素子は1回しか使用することができないが、RPLDの素子は、使用後加熱処理を行うことにより、再度使用することができる。

正答 (2)
正答は (2)。A,C が正しい記述です。 【正しいもの】 A 素子には、熱ルミネセンス線量計ではフッ化リチウム、硫酸   カルシウムなど、蛍光ガラス線量計では銀活性リン酸塩   ガラスが用いられる C 線量の読み取りは、蛍光ガラス線量計では繰り返し行える   が、熱ルミネセンス線量計では読み取ると情報が消失するため   1回しか行えない 【BとDの誤り】 B 蛍光ガラス線量計のほうが、素子間の感度のばらつきが   少なく、フェーディングも小さいものです。逆に書かれています
解説の続きをみる続きを閉じる
D 熱ルミネセンス線量計の素子も、加熱(アニール)処理に   より再使用できます。「1回しか使用できない」は誤りです 【読み取りと素子の再使用は別】 読み取り  熱ルミネセンス線量計は1回だけ 素子の再使用 熱ルミネセンス線量計もできる 加熱すると情報は消えますが、素子そのものは元に戻るので、また使えます。Dはこの二つを混同しています。 【二つの線量計の比較】 熱ルミネセンス線量計(TLD)   素子  フッ化リチウム、硫酸カルシウムなど   読み取り 加熱 → 1回だけ   フェーディング やや大きい 蛍光ガラス線量計(RPLD)   素子  銀活性リン酸塩ガラス   読み取り 紫外線 → 繰り返し可   フェーディング 小さい   素子間の感度のばらつき 小さい 蛍光ガラス線量計のほうが、安定しているというのが大きな違いです。個人線量計として広く使われているのは、この安定性のためです。 【フェーディング】 時間の経過とともに、記録された線量が減ること 小さいほうが良い性質です。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識」のほかの問題

  1. 2023年上半期(2023年10月公表) 第5問管理区域設定のための外部放射線の測定に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合
  2. 2023年下半期(2024年4月公表) 第3問放射線の測定などの用語に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  3. 2024年下半期(2025年4月公表) 第1問放射線に関連した量とその単位の組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
  4. 2024年下半期(2025年4月公表) 第9問図のように、¹⁹²Irの点状線源を装備した透過写真撮影用ガンマ線照射装置を用いて検査鋼板
  5. 2025年上半期(2025年10月公表) 第7問GM計数管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  6. 2025年下半期(2026年4月公表) 第5問ガンマ線の測定に用いるサーベイメータに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク