ガンマ線の測定に用いるサーベイメータに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第5問
ガンマ線の測定に用いるサーベイメータに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)半導体式サーベイメータは、小形で高感度であり、かつ、ガンマ線のエネルギー分析が可能である。
- (2)GM計数管式サーベイメータは、他のサーベイメータに比べエネルギー依存性は小さいが、湿度の影響を受けやすく、安定性が十分でない。
- (3)GM計数管式サーベイメータは、電離箱式サーベイメータに比べ方向依存性が大きい。
- (4)電離箱式サーベイメータは、エネルギー依存性及び方向依存性が小さいので、散乱線の多い区域の測定に適している。
- (5)NaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータは、感度が良く、自然放射線レベルの低線量率の放射線も検出することができるので、施設周辺の微弱な漏えい線の有無を調べるのに適している。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
GM計数管式サーベイメータは、他のサーベイメータに比べエネルギー依存性が大きいものです。「小さい」が誤りです。また、湿度の影響を受けやすく安定性が十分でないのは電離箱式の特徴です。
【サーベイメータの特徴】
電離箱式 エネルギー依存性・方向依存性が小さい
散乱線の多い区域や高線量率の測定に適する
湿度の影響を受けやすく、安定性が十分でない
GM計数管式 感度が良く、取扱いが容易
エネルギー依存性・方向依存性が大きい
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シンチレーション式 感度が非常に高い
自然放射線レベルの低線量率も測れる
漏えい線の有無を調べるのに適する
半導体式 小形で高感度、エネルギー分析ができる
【ほかの選択肢】
(1) 半導体式は小形で高感度、エネルギー分析が可能 正しい
(3) GM計数管式は電離箱式に比べ方向依存性が大きい 正しい
(4) 電離箱式はエネルギー依存性・方向依存性が小さいので、
散乱線の多い区域の測定に適する 正しい
(5) シンチレーション式は感度が良く、微弱な漏えい線の有無を
調べるのに適する 正しい
【エネルギー依存性】
同じ線量でも、放射線のエネルギーによって指示値が変わる性質
小さいほうが良い性質です。電離箱式は、空気とほぼ同じ振る舞いをするので依存性が小さくなります。
【方向依存性】
放射線が入ってくる向きによって指示値が変わる性質
散乱線はあらゆる方向から来るので、方向依存性の小さい電離箱式が向きます。
【使い分け】
漏えい線を探す → シンチレーション式(高感度)
線量を正確に測る → 電離箱式(依存性が小さい)
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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