図のように、¹⁹²Irの点状線源を装備した透過写真撮影用ガンマ線照射装置を用いて検査鋼板の透過写真撮影を行うとき、線源か…

ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第9問

図のように、¹⁹²Irの点状線源を装備した透過写真撮影用ガンマ線照射装置を用いて検査鋼板の透過写真撮影を行うとき、線源から1mの距離にある点Pにおける写真撮影中の1cm線量当量率は20 mSv/hである。露出時間が1枚につき200秒の写真を週35枚撮影するとき、線源から管理区域の境界線上のQ点までの距離に最も近い値は(1)~(5)のうちどれか。ただし、3か月は13週とし、線源容器等からの散乱線の影響は無視するものとする。

ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年下半期(2025年4月公表) 第9問の写真
正答 (2)
正答は (2)。約20m です。 【週の撮影時間】 1枚200秒 × 35枚 = 7000秒 7000 ÷ 3600 = 約1.944時間 【管理区域の境界で許される線量率】 境界の基準  3か月間につき1.3mSv、3か月は13週 1.3 ÷ 13 = 1週間につき0.1mSv 0.1 ÷ 1.944 = 約0.0514mSv/h 【逆二乗の法則から距離を出す】 線量当量率は、距離の2乗に反比例します。 1mで20mSv/h → 距離 d mでは 20 ÷ d の2乗
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20 ÷ d の2乗 = 0.0514 d の2乗 = 20 ÷ 0.0514 = 約389 d = √389 = 約19.7m 選択肢の中でいちばん近いのは20mです。 【解く順序】 ① 週の撮影時間(照射している時間)を出す ② 週に許される線量(0.1mSv)を、その時間で割って線量率を出す ③ 逆二乗の法則で、その線量率になる距離を求める 時間を秒から時間に直すところを忘れないようにします。 【逆二乗の法則】 距離が2倍 → 線量率は4分の1 距離が10倍 → 線量率は100分の1 点線源から出た放射線は球面に広がるので、面積が2乗で増え、そのぶん薄まります。 【見当をつける】 20mSv/h を 0.05mSv/h にするには、400分の1 400 = 20の2乗 → 距離は20倍 1mの20倍で20m。きれいな数字になるように作られています。 【3か月1.3mSvという基準】 管理区域の境界の値 1週間に直すと0.1mSv。この数字をすぐ出せるようにしておくと速く解けます。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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