皮膚が大量の放射線に被ばくした場合に見られる急性症状について、これらの症状を起こす線量の少ないものから順に並べたものは、…

ガンマ線の生体に与える影響に関する知識 第38問

皮膚が大量の放射線に被ばくした場合に見られる急性症状について、これらの症状を起こす線量の少ないものから順に並べたものは、次のうちどれか。

正答 (2)
正答は (2)。脱毛 → 水疱 → 潰瘍 の順です。 【皮膚の急性症状と、しきい線量】 紅斑      約3Gy 脱毛      約3Gy 水疱(湿性落屑) 約20Gy 潰瘍、壊死   約25Gy以上 軽い症状ほど、少ない線量で現れます。 【症状の重さの順】 脱毛 < 紅斑 < 水疱 < 潰瘍・壊死 毛が抜けるだけ → 赤くなる → 水ぶくれ → ただれる。症状が重くなるにつれ、必要な線量も増えていきます。 【ほかの選択肢】 (1) 脱毛、潰瘍、水疱  → 潰瘍と水疱が逆
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(3) 水疱、脱毛、潰瘍  → 脱毛が二番目 (4) 水疱、潰瘍、脱毛  → 脱毛がいちばん後 (5) 潰瘍、水疱、脱毛  → 完全に逆順 脱毛がいちばん少ない線量で起こることを押さえれば、(1)と(2)に絞れます。あとは水疱と潰瘍のどちらが重いか。ただれるほうが重いので、潰瘍が後です。 【確定的影響であること】 いずれもしきい値がある 線量が増えるほど症状が重くなるのも、確定的影響の特徴です。 【脱毛が早く出るわけ】 毛のうの細胞は、分裂が盛ん 放射線感受性が中くらいの組織で、3Gy程度から影響が出ます。被ばく後2~3週間で抜け始めます。 【潰瘍・壊死】 皮膚の深いところまで壊れ、治りにくい 局所被ばくの事故では、手指に重い潰瘍が生じることがあります。線源を素手で拾ってしまった事例が、国内外で報告されています。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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