ヒトが一時に全身に放射線の照射を受けた場合の早期影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…

ガンマ線の生体に与える影響に関する知識 第36問

ヒトが一時に全身に放射線の照射を受けた場合の早期影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。これが正しい記述です。 半致死線量(LD₅₀/₆₀)に相当する線量の被ばくによる死亡は、主に造血器官の障害によるものです。 【半致死線量】 被ばくした者の半数が60日以内に死亡する線量 ヒトではおよそ4Gy この程度の線量では、骨髄がやられて血球が作れなくなることが死因になります。感染症や出血で亡くなります。 【線量と死因】 3~5Gy程度  造血器官(骨髄)の障害 10~15Gy程度  消化管(腸)の障害 50Gy以上    中枢神経系の障害 線量が高いほど、死ぬまでの期間が短くなります。
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【ほかの選択肢の誤り】 (1) 1~2Gy程度でも放射線宿酔の症状が現れます (2) 被ばくした全員が60日以内に死亡する線量の最小値は、   約7Gyです。約4Gyは半数が死亡する線量です (3) 被ばくから死亡までの期間は、中枢神経系の障害による   ほうが短くなります。説明が逆です (5) 10~15Gy程度の被ばくによる死亡は、主に消化管の障害に   よるものです 【放射線宿酔】 被ばく後、数時間のうちに現れる吐き気、嘔吐、食欲不振、倦怠感 1Gy前後から現れます。二日酔いに似た症状なので、この名があります。 【死亡までの期間】 中枢神経系の障害  数時間~数日 消化管の障害    1~2週間 造血器官の障害   3~8週間 線量が高いほど、早く亡くなります。 【LD₅₀/₆₀という書き方】 LD = 致死線量 / 50 = 半数 / 60 = 60日以内 半数が、60日以内に死ぬ線量、という意味です。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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