あるサーベイメータを用いて、時定数を3秒に設定し、ガンマ線を測定したところ、指示値は150(cps)を示した。…
ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第10問
あるサーベイメータを用いて、時定数を3秒に設定し、ガンマ線を測定したところ、指示値は150(cps)を示した。このとき、計数率の相対標準偏差に最も近い値は(1)~(5)のうちどれか。ただし、積分回路の時定数T秒のサーベイメータを用いて線量を測定し、計数率n(cps)を得たとき、計数率の標準偏差σ(cps)は次式で示される。
- (1)1%
- (2)3%
- (3)5%
- (4)7%
- (5)10%
正答 (2)
正答は (2)。約3%です。
【計算】
計数率 n = 150(毎秒の計数)
時定数 T = 3秒
標準偏差 σ = √(n ÷(2 × T))
= √(150 ÷ 6) = √25 = 5
【相対標準偏差】
相対標準偏差 = 標準偏差 ÷ 計数率
= 5 ÷ 150 = 0.033 → 約3.3%
選択肢の中でいちばん近いのは3%です。
【式の形】
σ = √(n ÷ 2T)
分母に時定数があるので、時定数を大きくすると標準偏差は小さくなります。
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【時定数を大きくすると】
ばらつきが小さくなる(指示が安定する)
応答が遅くなる(線量率の変化についてこない)
精度と速さは両立しません。安定した値が欲しければ時定数を大きく、動きを追いたければ小さくします。
【相対標準偏差が小さくなる条件】
計数率 n が大きいほど小さくなる
時定数 T が大きいほど小さくなる
相対標準偏差 = σ ÷ n = 1 ÷ √(2nT)
計数率も時定数も、大きいほど正確になります。線量率の低いところで測るときに指示が暴れるのは、n が小さいためです。
【計算の順序】
① 式に n と T を入れて、標準偏差を出す
② それを計数率で割る
割ることを忘れないようにします。標準偏差そのものは5で、選択肢の数字とは形が違います。
【指示を安定させるには】
時定数を大きくする / 測定時間を長くとる
時定数を3秒から12秒にすれば、標準偏差は半分になります。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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