あるエネルギーのガンマ線に対する半価層が5mmの遮蔽板P、10mmの遮蔽板Q、20mmの遮蔽板Rがあり、板厚はともに10…

ガンマ線照射装置に関する知識 第30問

あるエネルギーのガンマ線に対する半価層が5mmの遮蔽板P、10mmの遮蔽板Q、20mmの遮蔽板Rがあり、板厚はともに10mmである。これらを用いた次のAからCの遮蔽体により、このガンマ線を遮蔽するとき、遮蔽効果の高いものから順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。A 遮蔽板Pを2枚重ねた遮蔽体B 遮蔽板Qを3枚重ねた遮蔽体C 遮蔽板P1枚と遮蔽板Q1枚と遮蔽板R1枚を重ねた遮蔽体

正答 (2)
正答は (2)。A > C > B の順です。 【それぞれの遮蔽体が何半価層分か】 A 遮蔽板P(半価層5mm)を2枚 = 厚さ20mm    20 ÷ 5 = 4半価層分 → 16分の1 B 遮蔽板Q(半価層10mm)を3枚 = 厚さ30mm    30 ÷ 10 = 3半価層分 → 8分の1 C P1枚 + Q1枚 + R1枚    P 10 ÷ 5 = 2    Q 10 ÷ 10 = 1    R 10 ÷ 20 = 0.5    合計 3.5半価層分 → 約11.3分の1
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【遮蔽効果の順】 A(16分の1) > C(11.3分の1) > B(8分の1) 残る線量が小さいほど、遮蔽効果が高いということです。 【半価層分の数え方】 厚さ ÷ 半価層 板の厚さはどれも10mmですが、半価層が違うので、同じ厚さでも効き方が違います。 P(半価層5mm)  10mmで2半価層分 Q(半価層10mm)  10mmで1半価層分 R(半価層20mm)  10mmで0.5半価層分 半価層が小さい板ほど、よく遮蔽するのです。 【足し算でよいわけ】 半価層分は、重ねれば足し算になる 1/2 × 1/2 × 1/2 = 1/8 掛け算が、指数の足し算になります。だから半価層分を足してから、まとめて2のその乗で割るだけで済みます。 【0.5半価層分】 2の0.5乗 = √2 = 約1.41 Cは 2の3.5乗 = 8 × 1.41 = 約11.3 で割ることになります。 【厚さだけでは決まらない】 Bは30mmでいちばん厚いが、効果はいちばん低い 半価層の小さい材料を使うほうが効く、という当たり前の話です。厚さに目を奪われないことです。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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