高圧室内業務を行うときに定めることとされている作業計画において、法令上、示さなければならない事項に該当しないものは次のう…
関係法令 第36問
高圧室内業務を行うときに定めることとされている作業計画において、法令上、示さなければならない事項に該当しないものは次のうちどれか。
- (1)減圧を開始する時から減圧を終了する時までの時間
- (2)当該高圧室内業務における最高の圧力
- (3)加圧及び減圧の速度
- (4)作業室又は気こう室へ送気する気体の成分組成
- (5)減圧を停止する圧力及び当該圧力下において減圧を停止する時間
正答 (1)
正答は (1)。減圧を開始する時から減圧を終了する時までの時間は、作業計画に示すべき事項に該当しません。
【作業計画に示す事項】
一 作業室又は気こう室へ送気する気体の成分組成
二 当該高圧室内業務における最高の圧力
三 加圧を開始する時から減圧を開始する時までの時間
四 加圧及び減圧の速度
五 減圧を停止する圧力及び当該圧力下において減圧を停止
する時間
【紛らわしい二つ】
加圧を開始する時から減圧を開始する時までの時間 → 該当する
減圧を開始する時から減圧を終了する時までの時間 → 該当しない
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【なぜ前者なのか】
それが高圧下にいた全体の時間だから
加圧開始 → (作業) → 減圧開始
この間ずっと、体には不活性ガスが溶け込み続けます。どれだけ溶け込んだかを決めるのが、この時間です。
【なぜ後者は示さなくてよいのか】
減圧に要する時間は、計算で決まる結果だから
「最高の圧力」と「高圧下にいた時間」が分かれば、体内の不活性ガス分圧が計算できます。そこから、どの圧力で何分止まるか(五の事項)が決まり、その合計が減圧の所要時間になります。
あらかじめ定めるのは条件のほうで、所要時間はそこから導かれるものです。
【ほかの選択肢】
(2) 当該高圧室内業務における最高の圧力 該当する
(3) 加圧及び減圧の速度 該当する
(4) 作業室又は気こう室へ送気する気体の成分組成該当する
(5) 減圧を停止する圧力及びその時間 該当する
【最高の圧力であって、平均ではない】
減圧症は、最も高い圧力にどれだけの時間さらされたかで決まる
平均をとると、危険な時間帯が薄まって見えます。だから法令は最高の圧力を示させます。「平均作業圧力」は該当しません。
【気体の成分組成】
ふつうの空気か、ヘリウム混合ガスか
【減圧を停止する圧力と時間】
いわゆる減圧表
体内の不活性ガス分圧がM値を超えないように計算します。
出典:高圧室内作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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