高圧室内業務の管理に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。…
関係法令 第35問
高圧室内業務の管理に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- (1)減圧を終了した高圧室内作業者に対しては、当該減圧を終了した時から14時間は、重激な業務に従事させてはならない。
- (2)高圧室内業務を行うときは、高圧室内作業者及び空気圧縮機の運転を行う者との連絡等の措置を講ずるための連絡員を、気こう室の付近に、常時配置しなければならない。
- (3)必要のある者以外の者が気こう室及び作業室に立ち入ることを禁止しなければならない。
- (4)作業室及び気こう室における炭酸ガスの分圧が0.5MPa以下となるように、換気その他の必要な措置を講じなければならない。
- (5)高圧室内業務を行うときは、高圧室内作業者及び空気圧縮機の運転を行う者と連絡員とが通話することができる通話装置を設けなければならない。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
作業室及び気こう室における炭酸ガスの分圧は、0.5kPa以下としなければなりません。「0.5MPa以下」では、1000倍もゆるい値になります。
【単位に注意】
0.5kPa 正しい値
0.5MPa 誤り。1000倍
1MPa = 1000kPa
0.5MPaは、作業気圧そのものに近い値です。作業室の空気がすべて炭酸ガスでもよいということになってしまいます。
【0.5kPaがどれほど厳しいか】
大気圧下の二酸化炭素分圧 = 100kPa × 0.04% = 0.04kPa
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0.5kPaは、その約12倍
高圧下では、濃度がわずかでも分圧が高くなります。だから濃度ではなく分圧で規制しているのです。
【ほかの選択肢】
(1) 減圧を終了した作業者に対しては、減圧を終了した時から14時間は重激な業務に従事させてはならない 正しい
(2) 連絡員を、気こう室の付近に常時配置しなければならない 正しい
(3) 必要のある者以外の者が気こう室及び作業室に立ち入ることを禁止しなければならない 正しい
(5) 作業者及び空気圧縮機の運転を行う者と連絡員とが通話できる通話装置を設けなければならない 正しい
【法令に定められたガス分圧】
酸素 18kPa以上 160kPa以下
(気こう室で減圧を行う場合は220kPa以下)
窒素 400kPaを超えてはならない
炭酸ガス 0.5kPa以下
ヘリウム 制限の定めなし
【14時間】
減圧を終えても、体内にはまだ窒素が残っている
重い仕事をすると血流が増え、残った窒素が気泡になりやすくなります。
【連絡員を気こう室の付近に置くわけ】
気こう室は、作業室と地上の境目
人も物も、必ずここを通ります。中の様子が分かり、外にもすぐ知らせられる位置です。
出典:高圧室内作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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