A さん(35 歳、女性)は結婚を機に実家から隣のB 市に移り、B 市で夫と長女(5 か月)と暮らしている。A さんは長…
午前 第42問
A さん(35 歳、女性)は結婚を機に実家から隣のB 市に移り、B 市で夫と長女(5 か月)と暮らしている。A さんは長女を連れ、B 市が実施する乳児相談会に参加した。月に1 回開催されている乳児相談会では、乳児の身長・体重測定および相談や参加者との交流を行っており、長女は順調に成長している。A さんは「学生時代に親戚の子どもに接した経験が少しあるだけで、初めての育児に不安があります」と話し、表情がさえない。保健師がA さんに話を聞くと、A さんは母親の手料理と手作りのおやつを食べて育ち、離乳食づくりに自信がなく、育児を楽しめていないことが分かった。翌月の乳児相談会に参加したA さんは表情が硬かった。気になった保健師が声をかけると「夫の帰りが毎晩遅く、週末も家にいないことが多いです。私1 人で家事や子どもの世話をするのはとても大変です」と涙を流しながら話した。保健師のA さんへの声かけで適切なのはどれか。
- (1)「参加者の皆さんと困っていることの解決策を考えましょう」
- (2)「大変なのは今だけですからA さんなら大丈夫ですよ」
- (3)「ご家族で家事や子育ての役割分担を決めましょう」
- (4)「別室でゆっくりお話を聞かせてもらえますか」
正答 (4)
正答は (4)。別室でゆっくり話を聞きます。
A さんは、ほかの参加者もいる相談会の場で、涙を流しながら一人で家事と育児を抱えるつらさを話しています。人目を気にせず話せる場所に移り、時間をとって気持ちを十分に聞くことが、まず必要な対応です。産後の抑うつの兆しがないかも、話を聞きながら確かめます。
【ほかの選択肢】
(1) 参加者の皆さんと解決策を考える つらい気持ちや家庭の事情を、本人の同意なく人前で扱うことになる 誤り
(2) 「大変なのは今だけ、A さんなら大丈夫」 励ましのつもりでも、つらさを軽く扱い、話を打ち切ってしまう 誤り
(3) 家族で役割分担を決めましょう 気持ちを聞く前に解決策を押しつけている。夫の帰りが遅いという事情もまだ十分に分かっていない 誤り
出典:2023年(令和5年) 保健師国家試験 問42(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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