X 線の発生で正しいのはどれか。2 つ選べ。…
午後 第73問
X 線の発生で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- (1)特性X 線のエネルギーは管電圧に比例する。
- (2)制動X 線の全強度は管電圧を2 倍にすると4 倍になる。
- (3)K線のエネルギーはモリブデンよりタングステンの方が大きい。
- (4)ターゲットの原子番号が大きくなるほど制動X 線の最大エネルギーは大きくなる。
- (5)K 特性X 線は、ターゲットへの入射電子エネルギーがK 殻軌道電子の結合エネルギーより小さいときに生じる。
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。
(2) 制動X線の全強度 I は、おおよそI ∝ Z × V² × i(Z:ターゲットの原子番号、V:管電圧、i:管電流)で表されます。管電圧を2倍にすると4倍になります。
(3) 特性X線のエネルギーは元素の原子番号で決まり、原子番号が大きいほど大きくなります(モーズリーの法則)。Kα線はモリブデン(Z = 42)で約 17.5 keV、タングステン(Z = 74)で約 59 keV です。
【ほかの選択肢】
(1) 特性X線のエネルギーはターゲットの元素で決まり、管電圧にはよらない(管電圧が励起のエネルギーを超えていれば出る)。誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 制動X線の最大エネルギーは管電圧で決まる(最短波長のDuane-Hunt の法則)。原子番号にはよらない。誤り
(5) K特性X線が出るには、入射電子のエネルギーが K殻の結合エネルギーより大きくなければならない。誤り
※表示の選択肢(3)は「K線」となっていますが、紙面は「Kα線」です。
出典:2024年(令和6年) 診療放射線技師国家試験 問73(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午後」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第73問三次元画像に含まれないのはどれか。
- 2023年(令和5年) 第6問成人の検査対象臓器と超音波プローブの組合せで適切なのはどれか。2 つ選べ。
- 2023年(令和5年) 第39問直交2 門照射図(別冊No. 9)を別に示す。ターゲットに均一な線量を投与するための0°
- 2023年(令和5年) 第72問75 keV の光子がタングステンのK 殻軌道電子との光電効果を起こしたとき放出された光
- 2025年(令和7年) 第5問MR 像(別冊No. 1)を別に示す。矢印で示すアーチファクトの原因はどれか。
- 2025年(令和7年) 第38問硫酸バリウムを用いた注腸造影検査の適応で誤っているのはどれか。
スポンサーリンク

