男性の放射線業務従事者が体幹部を覆う放射線防護衣を着衣し、頸部および防護衣の内側に1 か所ずつ個人線量計を着用した。実効…
午前 第96問
男性の放射線業務従事者が体幹部を覆う放射線防護衣を着衣し、頸部および防護衣の内側に1 か所ずつ個人線量計を着用した。実効線量を評価する算出式で正しいのはどれか。ただし、不均等被ばくに対する実効線量の算出式は以下とする。E=0.08 Hₐ+0.44 Hb+0.45 Hc+0.03 HₘE :実効線量Hₐ:頭部又は頸部の1 cm 線量当量Hb:胸部の1 cm 線量当量Hc:腹部の1 cm 線量当量Hₘ:Hₐ、Hb、Hcのうち最大となる1 cm 線量当量
- (1)0.11 Hₐ
- (2)0.08 Hₐ+0.92 Hb
- (3)0.11 Hₐ+0.89 Hb
- (4)0.11 Hₐ+0.89 Hc
- (5)0.08 Hₐ+0.44 Hb+0.48 Hc
正答 (3)
正答は (3)。0.11 Hₐ + 0.89 Hb です。
【考え方】
防護衣を着て、頸部(防護衣の外)と、防護衣の内側の胸部(男性は胸部に着用)に1つずつ線量計を着けています。測れるのは Hₐ(頸部)と Hb(胸部)だけです。
① 腹部 Hc は、同じ防護衣の内側なので、胸部の Hb で代用します(Hc = Hb)。
② Hₘ(最大値)は、防護衣の外の頸部 Hₐ になります。
【計算】
E = 0.08 Hₐ + 0.44 Hb + 0.45 Hc + 0.03 Hₘ
= 0.08 Hₐ + 0.44 Hb + 0.45 Hb + 0.03 Hₐ
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= 0.11 Hₐ + 0.89 Hb
【ほかの選択肢】
(1) 0.11 Hₐ 防護衣の内側の線量が入っていません 誤り
(2) 0.08 Hₐ + 0.92 Hb Hₘ を Hb とした式で、最大値が防護衣の外の頸部であることに合いません 誤り
(4) 0.11 Hₐ + 0.89 Hc 防護衣の内側の線量計を腹部に着けた場合(女性)の式です 誤り
(5) 0.08 Hₐ + 0.44 Hb + 0.48 Hc 腹部は測っていないので使えず、係数も式に合いません 誤り
【着ける位置】
男性 ― 胸部(防護衣の内側)
妊娠可能な女性 ― 腹部(防護衣の内側)
防護衣を着るときは、さらに頭頸部(防護衣の外)にも着用
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問96(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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