有機溶剤等を取り扱う場合の措置について、有機溶剤中毒予防規則に違反しているものは次のうちどれか。…
関係法令(有害業務に係るもの) 第6問
有機溶剤等を取り扱う場合の措置について、有機溶剤中毒予防規則に違反しているものは次のうちどれか。ただし、同規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。
- (1)地下室の内部で第一種有機溶剤等を用いて作業を行わせるとき、その作業場所に局所排気装置を設け、有効に稼働させているが、作業者に送気マスクも有機ガス用防毒マスクも使用させていない。
- (2)屋内作業場で、第二種有機溶剤等が付着している物の乾燥の業務に労働者を従事させるとき、その作業場所に最大0.4m/sの制御風速を出し得る能力を有する側方吸引型外付け式フードの局所排気装置を設け、かつ、作業に従事する労働者に有機ガス用防毒マスクを使用させている。
- (3)屋内作業場に設けた空気清浄装置のない局所排気装置の排気口で、厚生労働大臣が定める濃度以上の有機溶剤を排出するものの高さを、屋根から1.5mとしている。
- (4)屋外作業場において有機溶剤含有物を用いて行う塗装の業務に常時従事する労働者に対し、1年以内ごとに1回、定期に、有機溶剤等健康診断を行っている。
- (5)有機溶剤等を入れてあった空容器で有機溶剤の蒸気が発散するおそれのあるものを、密閉して屋内の一定の場所に集積している。
正答 (2)
正答は (2)。これが違反しています。
側方吸引型外付け式フードの制御風速は、0.5m/s以上でなければなりません。最大0.4m/sしか出せない能力では足りません。
有機ガス用防毒マスクを使わせていても、設備の要件を満たさないことに変わりはありません。
【制御風速】
囲い式フード 0.4m/s
外付け式(側方吸引型) 0.5m/s
外付け式(下方吸引型) 0.5m/s
外付け式(上方吸引型) 1.0m/s
囲い式0.4、外付け式0.5、ただし上方だけ1.0。囲い式の0.4という数字を、外付け式に当てはめさせるのがこの設問の仕掛けです。
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【ほかの選択肢】
(1) 地下室で第一種有機溶剤等を用いる作業で、局所排気装置を
有効に稼働させていれば、呼吸用保護具は要らない 適法
(3) 空気清浄装置のない局所排気装置の排気口の高さを屋根から
1.5mとしている 適法
(4) 屋外作業場での塗装業務に、1年以内ごとに1回、有機溶剤等
健康診断を行っている 適法
(5) 空容器を密閉して屋内の一定の場所に集積している 適法
【排気口の高さ】
空気清浄装置がない局所排気装置等の排気口は、屋根から1.5m以上
1.5mちょうどなので、基準を満たしています。
【空容器の始末】
密閉するか、屋外の一定の場所に集積する
(5)は密閉しているので、屋内でも構いません。密閉しないまま
屋内に置けば違反です。
【有機溶剤等健康診断】
屋内作業場等における有機溶剤業務に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回
屋外作業場は義務の対象外です。(4)は義務のないところで、しかも年1回行っているので、違反にはなりません。
【個人票の保存】
有機溶剤等健康診断個人票 5年間
出典:第一種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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