酸素欠乏症等防止規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
関係法令(有害業務に係るもの) 第7問
酸素欠乏症等防止規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)し尿を入れたことのあるポンプを修理する場合で、これを分解する作業に労働者を従事させるときは、指揮者を選任し、作業を指揮させなければならない。
- (2)パルプ液を入れたことのある槽の内部における作業については、酸素欠乏危険作業主任者技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければならない。
- (3)硫化水素中毒とは、硫化水素の濃度が10ppmを超える空気を吸入することにより生ずる症状が認められる状態をいう。
- (4)タンクの内部その他通風が不十分な場所において、アルゴン等を使用して行う溶接の作業に労働者を従事させるときは、作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を18%以上に保つように換気し、又は労働者に空気呼吸器、酸素呼吸器若しくは送気マスクを使用させなければならない。
- (5)第一種酸素欠乏危険作業を行う作業場については、その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の酸素の濃度を測定しなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
パルプ液を入れたことのある槽の内部は、第二種酸素欠乏危険場所です。そこでの作業には、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を修了した者のうちから作業主任者を選任しなければなりません。
「酸素欠乏危険作業主任者技能講習」(第一種のもの)を修了しただけでは足りません。
【第一種と第二種】
第一種 酸素欠乏のおそれだけがある場所
第二種 酸素欠乏に加え、硫化水素中毒のおそれもある場所
【第二種酸素欠乏危険場所のおもなもの】
海水が滞留したことのあるピット、暗きょ、マンホールの内部
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し尿、腐泥、汚水、パルプ液その他腐敗・分解しやすい物質を入れたことのある槽、管、暗きょ、マンホール等の内部
腐るものが入っていた場所は第二種と覚えます。有機物が腐ると硫化水素が出るからです。
【技能講習の種類】
酸素欠乏危険作業主任者技能講習 第一種の作業のみ
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習 第一種・第二種とも
上位の講習は下位もカバーしますが、その逆はできません。
【ほかの選択肢】
(1) し尿を入れたことのあるポンプを分解する作業では、指揮者を
選任して作業を指揮させる 正しい
(3) 硫化水素中毒とは、硫化水素の濃度が10ppmを超える空気を
吸入することにより生ずる症状が認められる状態 正しい
(4) 不活性ガスを使用して行う溶接作業では、酸素濃度18%以上に
換気するか、空気呼吸器等を使用させる 正しい
(5) 第一種酸素欠乏危険作業では、その日の作業開始前に酸素濃度を
測定する 正しい
【測定の項目】
第一種 酸素の濃度
第二種 酸素の濃度及び硫化水素の濃度
【数字】
酸素 18%以上に保つ
硫化水素 10ppmを超えると中毒
出典:第一種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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