化学物質等による疾病のリスクの低減措置について、法令に定められた措置以外の措置を検討する場合、優先度の最も高いものは次の…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第13問
化学物質等による疾病のリスクの低減措置について、法令に定められた措置以外の措置を検討する場合、優先度の最も高いものは次のうちどれか。
- (1)化学物質等に係る機械設備等の密閉化
- (2)化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置
- (3)化学反応のプロセス等の運転条件の変更
- (4)化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用
- (5)作業手順の改善
正答 (3)
正答は (3)。化学反応のプロセス等の運転条件の変更です。
化学物質のリスクを下げる手は、効き目の強い順に並べると決められています。いちばん上に来るのは「そもそも危ないものを使わない、危ない状態にしない」ことです。
【リスク低減措置の優先順位】
一 危険性・有害性のより低い物質への代替、
化学反応のプロセス等の運転条件の変更、取り扱う化学物質等の形状の変更
二 工学的対策(機械設備等の密閉化、局所排気装置の設置)
三 管理的対策(作業手順の改善、立入禁止など)
四 有効な保護具の使用
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【ほかの選択肢の位置】
(1) 機械設備等の密閉化 二番目(工学的対策)
(2) 局所排気装置の設置 二番目(工学的対策)
(4) 保護具の使用 四番目(最後)
(5) 作業手順の改善 三番目(管理的対策)
【運転条件の変更が一番目に入るわけ】
温度や圧力を下げれば、発散する量そのものが減る
たとえば加熱して使っていた溶剤を、常温で使えるように条件を変えれば、蒸気の量は大きく減ります。物質を替えるのと同じく、危険の源を小さくする手なので、代替と同じ段に置かれています。
【なぜこの順番なのか】
上にあるほど、人の行いに左右されない
物質を替えたり条件を変えたりすれば、誰がどう作業しても危険は減ります。密閉や排気も、設置してしまえば働き続けます。ところが手順や保護具は、守られなければ意味がありません。
【保護具がいちばん下なわけ】
着け忘れ、着け方の不備、保守の不足で効かなくなる
ほかの手を尽くしたうえでの、最後の守り
【この順番はほかにも出る】
騒音障害防止 発生源対策 → 伝ぱ経路対策 → 受音者対策
出典:第一種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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