化学物質と、それにより発症するおそれのある主たるがんとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第17問
化学物質と、それにより発症するおそれのある主たるがんとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
- (1)塩化ビニル …… 肝血管肉腫
- (2)ベンジジン …… 皮膚がん
- (3)ビス(クロロメチル)エーテル …… 膀胱がん
- (4)クロム酸 …… 大腸がん
- (5)石綿 …… 胃がん
正答 (1)
正答は (1)。塩化ビニルと肝血管肉腫の組合せです。
【ほかの選択肢の誤り】
(2) ベンジジン → 膀胱がん。皮膚がんではない
(3) ビス(クロロメチル)エーテル → 肺がん。膀胱がんではない
(4) クロム酸 → 肺がん、上気道がん。大腸がんではない
(5) 石綿 → 肺がん、中皮腫。胃がんではない
【物質とがんの組合せ】
塩化ビニル 肝血管肉腫
ベンジジン 膀胱がん
ベータ−ナフチルアミン 膀胱がん
ビス(クロロメチル)エーテル 肺がん
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クロム酸、重クロム酸 肺がん、上気道がん
石綿 肺がん、中皮腫
ベンゼン 白血病
コールタール 肺がん、皮膚がん
砒素 肺がん、皮膚がん
電離放射線 白血病、肺がん
膀胱がんは芳香族アミン(ベンジジン、ベータ−ナフチルアミン)、肺がんはクロム・石綿・砒素・エーテル、肝血管肉腫は塩化ビニルだけ。この三組で整理できます。
【肝血管肉腫は塩化ビニルに特有】
めったにないがんなので、原因がはっきりしている
塩化ビニルモノマーは、プラスチック(塩化ビニル樹脂)を作るときの原料です。重合したあとの製品には問題がなく、製造工程でモノマーにさらされることが問題になります。
【芳香族アミンが膀胱に来るわけ】
体内で代謝され、尿として膀胱にたまる間に作用する
尿が長くとどまるところなので、そこに影響が集中します。
【石綿の中皮腫】
胸膜や腹膜にできる。石綿に特有
吸ってから数十年後に発症する
出典:第一種衛生管理者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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