体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働生理 第43問
体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
- (2)暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。
- (3)体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
- (4)体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散のバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。
- (5)甲状腺ホルモンの分泌により、代謝が亢進し、体温は上昇する。
正答 (5)
正答は (5)。これが正しい記述です。
甲状腺ホルモンの分泌により代謝が亢進し、体温は上昇します。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 寒冷な環境では、皮膚の血管は収縮する。拡張ではない
(2) 暑熱な環境では、皮膚の血流量が増加して熱を逃がす。
内臓の血流量が増えて代謝が亢進するのではない
(3) 恒常性(ホメオスタシス)という。同調性ではない。
調節しているのは自律神経系と内分泌系
(4) 体温調節中枢は間脳の視床下部にある。小脳ではない
【暑いとき・寒いときの体の動き】
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暑いとき 皮膚の血管が拡張 → 血流が増え、熱を逃がす
発汗が増える → 気化熱で体温を下げる
寒いとき 皮膚の血管が収縮 → 血流が減り、熱を逃がさない
ふるえる → 筋肉で熱を作る
甲状腺ホルモンが増える → 代謝を上げて熱を作る
熱を逃がしたいときは広げ、逃がしたくないときは縮める。血管の動きは、この一言で決まります。
【脳の部位とはたらき】
間脳の視床下部 体温調節、食欲、睡眠の中枢
延髄 呼吸、心拍の中枢
小脳 運動の調節、平衡の保持
体温は視床下部、呼吸は延髄。ここを入れ替える出題が毎回のように出ます。
【恒常性(ホメオスタシス)】
外部環境が変化しても、身体内部の状態を一定に保とうとする性質
体温だけでなく、血糖、体液の量や濃度、血圧などにも働きます。これを支えるのが自律神経系と内分泌系です。筋肉と神経系、ではありません。
【甲状腺ホルモン】
代謝を亢進させる。多すぎると汗をかき、やせ、動悸が出る
出典:第一種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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