特定化学物質の第一類物質に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。…
関係法令(有害業務に係るもの) 第4問
特定化学物質の第一類物質に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。ただし、特定化学物質障害予防規則に定める適用除外はないものとする。
- (1)第一類物質は、「クロム酸及びその塩」を始めとする7種の発がん性の認められた化学物質並びにそれらを一定量以上含有する混合物である。
- (2)第一類物質を製造しようとする者は、あらかじめ、物質ごとに、かつ、当該物質を製造するプラントごとに厚生労働大臣の許可を受けなければならない。
- (3)第一類物質を容器に入れ、容器から取り出し、又は反応槽等へ投入する作業を行うときは、発散源を密閉する設備、外付け式フードの局所排気装置又はプッシュプル型換気装置を設けなければならない。
- (4)第一類物質を取り扱う屋内作業場についての作業環境測定結果及びその評価の記録を保存すべき期間は、3年である。
- (5)第一類物質を取り扱う業務に常時従事する労働者に係る特定化学物質健康診断個人票を保存すべき期間は、全ての第一類物質について30年である。
正答 (2)
正答は (2)。これが正しい記述です。
第一類物質を製造しようとする者は、あらかじめ、物質ごとに、かつ、製造するプラントごとに厚生労働大臣の許可を受けなければなりません。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 「クロム酸及びその塩」は第二類物質。第一類物質では
ない
(3) 容器に入れ、取り出し、反応槽等へ投入する作業では、
囲い式フードの局所排気装置が求められる。
外付け式フードでは足りない
(4) 作業環境測定の結果と評価の記録は、特別管理物質(第一類
物質のうち塩素化ビフェニル等を除いたもの)なら30年。
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一律に3年ではない(3年でよいのは塩素化ビフェニル等)
(5) 特定化学物質健康診断個人票の保存は、特別管理物質に
ついて30年。「全ての第一類物質について」ではない
【第一類物質(七つ)】
ジクロルベンジジン及びその塩
アルファ−ナフチルアミン及びその塩
塩素化ビフェニル(特別管理物質ではない)
オルト−トリジン及びその塩
ジアニシジン及びその塩
ベリリウム及びその化合物
ベンゾトリクロリド
いずれも発がん性が強く、製造そのものに大臣の許可が要るという、もっとも厳しい扱いを受けるものです。クロム酸は発がん性が知られていますが、第二類物質に置かれています。
【第一類・第二類・第三類】
第一類 製造に大臣の許可が要る。もっとも厳しい
第二類 漏えいを防ぐ措置が中心。数がいちばん多い
第三類 大量漏えいによる急性中毒を防ぐもの
【30年という数字】
作業環境測定の記録(特別管理物質) 30年
特定化学物質健康診断個人票(特別管理物質) 30年
作業の記録(特別管理物質) 30年
がんは何十年も経ってから現れるので、それに耐える年数が定められています。
【囲い式フードが求められるわけ】
第一類物質は、少しの漏れも許されない
外付け式は、発散源の外から吸い込む形なので取りこぼしがあります。
出典:第一種衛生管理者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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