感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働生理 第35問
感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、直線的な比例関係にある。
- (2)皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度は他の感覚点に比べて高い。
- (3)内臓感覚は、内臓の動き、炎症などを感じて、内臓痛などとして部位の特定ができる鋭敏な感覚である。
- (4)網膜の錐状体は色を感じ、杆状体は明暗を感じる。
- (5)平衡感覚に関係する器官である前庭及び半規管は、中耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚する。
正答 (4)
正答は (4)。これが正しい記述です。
網膜の錐状体は色を感じ、杆状体は明暗を感じます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 刺激の量と感覚の強度は、直線的な比例関係にはない
(2) 皮膚感覚のうち密度が最も高いのは痛覚点。冷覚点ではない
(3) 内臓感覚は部位の特定が難しい鈍い感覚。鋭敏ではない
(5) 前庭及び半規管は内耳にある。中耳ではない
【錐状体と杆状体】
錐状体 色を感じる。明るいところで働く。網膜の中心に多い
杆状体 明暗を感じる。暗いところで働く。網膜の周辺に多い
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「すい」は色、「かん」は明暗。錐状体は数が少なく、杆状体はその20倍ほどあります。暗い所で色が分からなくなるのは、錐状体が働かなくなるからです。
【耳の三つの部屋】
外耳 耳介と外耳道
中耳 鼓膜、耳小骨、鼓室、耳管
内耳 蝸牛(聴覚)、前庭・半規管(平衡感覚)
平衡感覚は内耳。中耳と書いてあれば誤りです。
【前庭と半規管】
前庭 体の傾きの方向や大きさを感じる
半規管 体の回転の方向や速度を感じる
【感覚点の密度】
痛覚点 > 触圧覚点 > 冷覚点 > 温覚点
いちばん多いのは痛覚点です。体を守るうえで、痛みがもっとも大切だからだと考えられます。
【刺激と感覚の関係】
感覚の強さは、刺激の強さの対数にほぼ比例する
刺激が10倍になっても、感じ方は10倍にはなりません。だから「直線的な比例関係」は誤りです。
出典:第一種衛生管理者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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