代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働生理 第26問
代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪、グリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。
- (2)代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。
- (3)基礎代謝量は、安静時における心臓の拍動、呼吸、体温保持などに必要な代謝量で、睡眠中の測定値で表される。
- (4)エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比である。
- (5)エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができるが、精神的作業や静的筋作業には適用できない。
正答 (5)
正答は (5)。これが正しい記述です。
エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度を表すことができますが、精神的作業や静的筋作業には適用できません。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) これは異化の説明。同化ではない
(2) これは同化の説明。異化ではない
(3) 基礎代謝量は覚醒・横臥・安静時の測定値。睡眠中ではない
(4) これは呼吸商の説明。エネルギー代謝率ではない
【同化と異化】
同化 栄養素から、体に必要な物質を作る
異化 体脂肪やグリコーゲンを分解してエネルギーを取り出す
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「同」は組み立てる、「異」はばらすと押さえます。二つを合わせて代謝といいます。
【基礎代謝量】
覚醒・横臥・安静の状態で、生命を保つのに必要な最小のエネルギー量
目は覚めています。睡眠中ではありません。睡眠中はさらに代謝が落ちるので、基礎代謝量よりも小さくなります。
【エネルギー代謝率】
(作業に要したエネルギー − 安静時のエネルギー)
÷ 基礎代謝量
基礎代謝量の何倍の余分な力を使ったかを表します。体格や年齢、性別の影響を打ち消せるので、作業の強度を比べるのに向いています。
【適用できない作業】
精神的作業 体はほとんど動かないので、差が出ない
静的筋作業 姿勢を保つだけで、酸素の消費が強度に比例しない
じっと重い物を支えている作業はきついのに、この指標では低く出てしまいます。
【呼吸商】
排出された二酸化炭素 ÷ 消費された酸素
何を燃やしているか(糖質か脂肪か)を知るための値です。
出典:第二種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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