中高年齢者における加齢による生理機能などの変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働生理 第30問
中高年齢者における加齢による生理機能などの変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)加齢により、動体視力が衰える。
- (2)加齢により、体温調節機能が低下して、熱中症が起こりやすくなる。
- (3)加齢により、骨密度が減少し、筋力が低下して、骨折しやすくなる。
- (4)加齢により、平衡感覚が低下して、転びやすくなる。
- (5)老人性難聴では、1000Hzより低い音域の音から聞こえにくくなる。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
老人性難聴では、高い音域の音から聞こえにくくなります。1,000Hzより低い音域から、というのは逆です。
【ほかの選択肢】
(1) 加齢により動体視力が衰える 正しい
(2) 加齢により体温調節機能が低下して、熱中症が起こりやすくなる
正しい
(3) 加齢により骨密度が減少し、筋力が低下して骨折しやすくなる
正しい
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(4) 加齢により平衡感覚が低下して、転びやすくなる 正しい
【老人性難聴】
高い音から聞こえにくくなる(4,000Hz付近から始まる)
日常の会話は500〜2,000Hzあたりなので、初めのうちは本人も気づきません。「声は聞こえるが、何を言っているか分からない」という訴えになりやすいのが特徴です。
【騒音性難聴も高音域から】
4,000Hz付近が最初に落ちる(c5ディップ)
老人性難聴と騒音性難聴は、どちらも高い音から始まります。難聴は高音からと覚えれば、両方まとめて扱えます。
【加齢で衰えるもの】
動体視力、近くを見る力(老眼)
高い音を聞く力
平衡感覚
体温調節機能
骨密度、筋力
腎血流量、肺活量
【熱中症が起こりやすくなるわけ】
暑さを感じにくく、汗をかきにくく、のどの渇きも感じにくい
三つとも同じ向きに働くので、気づいたときには進んでいます。
【転倒が問題になるわけ】
骨がもろくなっているところへ、転びやすくなる
二つが重なって、骨折から寝たきりへつながります。職場でも、段差や滑りやすい床を減らすことが対策になります。
出典:第二種衛生管理者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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