耳とその機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働生理 第28問
耳とその機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)騒音性難聴は、音を神経に伝達する内耳の聴覚器官の有毛細胞の変性によって起こる。
- (2)耳介で集められた音は、鼓膜を振動させ、その振動は耳小骨によって増幅され、内耳に伝えられる。
- (3)内耳は、前庭、半規管及び蝸牛(うずまき管)の三つの部位からなり、前庭と半規管が平衡感覚、蝸牛が聴覚をそれぞれ分担している。
- (4)前庭は、体の回転の方向や速度を感じ、半規管は、体の傾きの方向や大きさを感じる。
- (5)鼓室は、耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれている。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
前庭と半規管の説明が入れ替わっています。
正しくは、前庭が体の傾きの方向や大きさを感じ、半規管が体の回転の方向や速度を感じます。
【ほかの選択肢】
(1) 騒音性難聴は、内耳の聴覚器官の有毛細胞の変性によって起こる
正しい
(2) 耳介で集められた音は鼓膜を振動させ、その振動は耳小骨に
よって増幅され、内耳に伝えられる 正しい
(3) 内耳は前庭、半規管、蝸牛の三つの部位からなり、前庭と半規管が
解説の続きをみる続きを閉じる
平衡感覚、蝸牛が聴覚を分担している 正しい
(5) 鼓室は耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と
等しく保たれている 正しい
【前庭と半規管】
前庭 体の傾きの方向や大きさ
半規管 体の回転の方向や速度
半「規」管は、輪になっているから回転と結びつけると覚えやすくなります。三つの半規管が互いに直交していて、どの向きの回転も捉えられます。
【耳の三つの部屋】
外耳 耳介、外耳道
中耳 鼓膜、耳小骨、鼓室、耳管
内耳 蝸牛(聴覚)、前庭・半規管(平衡感覚)
平衡感覚も聴覚も内耳にあります。
【耳管のはたらき】
鼓室と咽頭をつなぎ、鼓室の内圧を外気圧と等しく保つ
飛行機やエレベーターで耳が詰まった感じになり、つばを飲み込むと治るのは、耳管が開いて圧が等しくなるからです。
【騒音性難聴】
内耳の有毛細胞が変性して起こる
4,000Hz付近から聞こえにくくなる(c5ディップ)
初期は本人が気づきにくく、治らない
日常の会話は500〜2,000Hzあたりなので、高い音から落ちてもしばらく気づきません。だから健康診断で早く見つけることが大切になります。
出典:第二種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「労働生理」のほかの問題
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第28問感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第26問血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第24問肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第22問神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第30問体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第28問代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
スポンサーリンク

