ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働生理 第29問
ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)個人にとって適度なストレッサーは、身体的には活動の亢進を、心理的には意欲の向上、満足感、充実感などを生じさせる。
- (2)個人の能力や感性に適合しないストレッサーは、心理的には不安、焦燥感、抑うつ感などを、身体的には疲労を生じることがある。
- (3)典型的なストレス反応として、副腎皮質ホルモンの分泌の著しい減少がある。
- (4)ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患が生じることがある。
- (5)昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
典型的なストレス反応では、副腎皮質ホルモンの分泌は増加します。著しい減少ではありません。
ストレスがかかると、体は「戦うか逃げるか」の構えを取ります。そのために血糖を上げ、心拍を速め、血圧を上げる必要があり、副腎皮質ホルモンやカテコールアミンの分泌が増えます。
【ほかの選択肢】
(1) 適度なストレッサーは、身体的には活動の亢進を、心理的には
意欲の向上、満足感、充実感などを生じさせる 正しい
(2) 能力や感性に適合しないストレッサーは、不安、焦燥感、
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抑うつ感や疲労を生じることがある 正しい
(4) ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患が
生じることがある 正しい
(5) 昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある
正しい
【ストレスで増えるホルモン】
カテコールアミン ノルアドレナリン、アドレナリン
副腎皮質ホルモン コルチゾールなど
増えるのであって、減るのではありません。「分泌が低下する」と書いてあれば誤りだと見分けられます。
【適度なストレスは役に立つ】
身体的には活動の亢進、心理的には意欲の向上や充実感
ストレスがまったくない状態がよい、というわけではありません。強すぎたり長く続いたりしたときに、害のほうが勝ります。
【ストレスで起きる病気】
内科的疾患 高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群
精神神経科的疾患 神経症性障害、抑うつ
【良い出来事もストレッサーになる】
昇進、結婚、転居など
うれしい変化でも、生活が変われば体は合わせ直さなければなりません。望ましいかどうかとは関係がない、というのがストレスの考え方の要です。
出典:第二種衛生管理者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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