腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…

労働生理 第30問

腎臓・泌尿器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。 尿素窒素の検査は、尿ではなく血液を採取して行います。尿を採取して行う検査ではありません。 尿素窒素は、体の中で使い終わった蛋白質が分解されてできる老廃物です。腎臓が元気なら、これを濾し出して尿に捨てるので、血液中の値は低く保たれます。腎臓の働きが落ちると捨てきれず、血液中にたまって値が高くなります。だから血液を測ります。 【尿素窒素(BUN)】 測るもの  血液 高くなる  腎臓の機能の低下が考えられる 低くなる  腎機能の低下を示すものではない
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「低くなる場合は腎機能の低下」と書かれていることもあります。向きが逆で、誤りです。 【ほかの選択肢】 (1) ネフロンは1個の腎小体と1本の尿細管から成り、   1個の腎臓に約100万個ある       正しい (2) 糸球体から蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に   濾し出され、原尿になる        正しい (3) 尿細管で水分と必要な成分が再吸収される 正しい (5) 水分量や電解質濃度を調節し、不要な物質を排出                      正しい 【腎臓の二段構え】 糸球体 → ボウマン嚢  濾し出す 尿細管 → 毛細血管   再吸収する 濾し出すのが糸球体、取り戻すのが尿細管です。この向きさえ崩れなければ、この分野はほとんど解けます。 【濾し出されるもの・されないもの】 濾し出される  水、電解質、糖、アミノ酸、尿素など 濾し出されない 蛋白質、血球 分子が大きすぎて糸球体の網目を通れません。だから尿に蛋白や血液が出れば、腎臓のどこかが傷んでいるしるしになります。 【ネフロン】 腎小体(糸球体+ボウマン嚢) + 尿細管 = 1単位 1個の腎臓におよそ100万個 【尿の性質】 色     淡黄色 反応    弱酸性 量     1日1,000〜1,500ミリリットル 成分    約95%が水分、約5%が固形物 原尿は1日に150リットルほど作られますが、尿として出るのは1.5リットルほどです。99%が再吸収されている計算になります。 【尿と血液、どちらで測るか】 尿で測る   尿蛋白、尿糖 血液で測る  尿素窒素(BUN)、血清クレアチニン 名前に「尿」が付いていても、尿素窒素は血液の検査です。名前に引っ張られないようにします。 【検査で分かること】 尿蛋白    腎臓や尿路の異常 尿糖     血糖値が高い状態が続いていること 尿素窒素   腎臓の機能

出典:第二種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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