70 歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。現 症: 意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分…

F問題 第75問

70 歳の男性。激しい胸痛のため家族に伴われて救急車で搬入された。現 症: 意識レベルはJCSⅡ-10。心拍数104/分、整。血圧68 mmHg(触診法)。呼吸数26/分。SpO₂は測定不能(リザーバ付マスク10 L/分 酸素投与下)である。心音は奔馬調律である。呼吸音は全胸部にcoarse crackles を聴取する。皮膚は湿潤し、四肢末梢の著明な冷感を認める。検査所見: 心電図(別冊No. 10)を別に示す。冠動脈造影に引き続いて、機械的補助循環下で責任病変の冠動脈に対して緊急経皮的冠動脈インターベンション〈PCI〉を実施後、心臓リハビリテーションが開始された。心臓リハビリテーションで適切なのはどれか。

医師 2024年(令和6年) 第75問の図
正答 (1)
正答は (1)。退院後も継続する、が適切です。 心臓リハビリテーションは、運動療法、患者教育、生活指導、心理的な支援などを組み合わせた包括的なプログラムで、急性心筋梗塞の後の再発を防ぎ、運動耐容能と生活の質を高め、予後も改善します。入院中の急性期(第Ⅰ相)から始め、退院前後の回復期(第Ⅱ相)、そして生涯にわたる維持期(第Ⅲ相)へと、退院後も続けることが大切です。 【ほかの選択肢】 (2) 急性期は実施しない 誤り   状態が安定すれば、急性期からベッド上の運動や座位、立位、歩行へと段階的に進めます
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 無酸素運動は併用しない 誤り   有酸素運動を中心に、低〜中強度のレジスタンストレーニング   (筋力トレーニング)も組み合わせることが勧められています (4) 胸部症状が増悪しても継続させる 誤り   胸痛、呼吸困難、不整脈などが出たら、運動を中止して評価します (5) 病棟では医師の同伴が必須である 誤り   理学療法士、看護師なども実施にあたります 【あわせて】 運動の強さは、心肺運動負荷試験の嫌気性代謝閾値〈AT〉や、自覚的運動強度(Borg指数で「ややきつい」程度)を目安に決めます。

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問75(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「F問題」のほかの問題

  1. 2025年(令和7年) 第26問早朝空腹時の主な血糖調節機構はどれか。
  2. 2025年(令和7年) 第38問68 歳の女性。腹膜炎の手術後でICU に入院中である。3 日前に消化管穿孔による急性汎
  3. 2025年(令和7年) 第50問45 歳の男性。2 か月前から生じた右腋窩の皮疹を主訴に来院した。被覆皮膚と癒着し波動を
  4. 2025年(令和7年) 第62問76 歳の男性。強いふらつきを主訴に救急車で搬入された。
  5. 2025年(令和7年) 第74問82 歳の女性。発熱と呼吸困難を主訴に来院した。
  6. 2025年(令和7年) 第12問乳癌術後の上肢リンパ浮腫に対する治療で適切なのはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク