45 歳の男性。2 か月前から生じた右腋窩の皮疹を主訴に来院した。被覆皮膚と癒着し波動を触れる径20 mm の皮疹を認め…
F問題 第50問
45 歳の男性。2 か月前から生じた右腋窩の皮疹を主訴に来院した。被覆皮膚と癒着し波動を触れる径20 mm の皮疹を認める。腋窩の写真(別冊No. 4A)と皮疹部の超音波像(別冊No. 4B)とを別に示す。この皮疹の種類はどれか。
- (1)丘 疹
- (2)苔 癬
- (3)囊 腫
- (4)膿 疱
- (5)膨 疹
正答 (3)
正答は (3)。囊腫です。
【図の見どころ】
腋窩の写真(4A):皮膚の色に近い、ドーム状に盛り上がった
なめらかな結節があります。
超音波像(4B):皮下に、境界のはっきりした円形の低エコーの塊があり、
中にまだらなエコーがあります。後方のエコーは強くなっています。
囊腫は、上皮で裏打ちされた袋(壁)の中に、角質や液体などがたまった皮疹です。この患者は、被覆皮膚と癒着し、波動を触れる径20 mmの結節で、表皮囊腫(粉瘤)と考えられます。表皮囊腫は袋の中に角質がたまったもので、中央に小さな開口部(黒点)がみられることがあります。細菌感染を起こすと赤く腫れて痛みます(炎症性粉瘤)。治療は袋ごと切除することです。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 丘疹 誤り
直径およそ1 cm以下の小さな盛り上がりで、中に液体はありません
(2) 苔癬 誤り
小さな丘疹が集まって、長く変わらない状態です(扁平苔癬など)
(4) 膿疱 誤り
表皮の中や下に膿のたまった小さな盛り上がりです
(5) 膨疹 誤り
蕁麻疹でみられる、真皮の浮腫による一時的な盛り上がりで、数時間で消えます
出典:2025年(令和7年) 医師国家試験 問50(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「F問題」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第72問70 歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。
- 2024年(令和6年) 第9問お薬手帳の役割で正しいのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第21問高齢者で増大するのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第33問学校医の役割で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第45問84 歳の女性。要介護認定の申請にあたって、主治医意見書を作成するために来院した。20
- 2024年(令和6年) 第57問生後4 か月の男児。3 回目のロタウイルスワクチンの接種のため母親に連れられて来院した。
スポンサーリンク


