風030°/20 ktのもとで、TAS120 ktの航空機がTC280°を最大進出する時の行動半径に最も近いものはどれか…
空中航法 第14問
風030°/20 ktのもとで、TAS120 ktの航空機がTC280°を最大進出する時の行動半径に最も近いものはどれか。ただし、予備燃料を除いた分の飛行可能時間は2時間00分とする。
- (1)97 nm
- (2)104 nm
- (3)118 nm
- (4)125 nm
正答 (3)
正答は (3)。約118nmです。
行動半径は、出発地から最大限進出して、出発地に戻ってこられる距離です。往路と復路の対地速度(GS)を求めて計算します。
【往路と復路の対地速度】
風030°/20kt、TC280°。風の吹いてくる向きと航路の角度差は 030 − 280 = −250°、つまり110°です。
向かい風成分 = 20 × cos110° ≒ −6.8kt(追い風6.8kt)
横風成分 = 20 × sin110° ≒ 18.8kt
偏流修正角 = sin⁻¹(18.8 ÷ 120) ≒ 9.0°
解説の続きをみる続きを閉じる
120 × cos9.0° ≒ 118.5kt
往路GS(TC280°) ≒ 118.5 + 6.8 ≒ 125.4kt
復路GS(TC100°) ≒ 118.5 − 6.8 ≒ 111.7kt
【折り返すまでの時間と行動半径】
折り返すまでの時間 = 飛行可能時間 × 復路GS ÷(往路GS + 復路GS)
= 120分 × 111.7 ÷(125.4 + 111.7) ≒ 56.5分
行動半径 = 125.4kt × 56.5 ÷ 60 ≒ 118nm
【別の求め方】
行動半径 = 飛行可能時間 × 往路GS × 復路GS ÷(往路GS + 復路GS)
= 2 × 125.4 × 111.7 ÷ 237.1 ≒ 118nm
【検算】
復路 118 ÷ 111.7 × 60 ≒ 63.5分
合計 56.5 + 63.5 = 120分
【ほかの選択肢】
(1)(2) 97nm・104nmは、上の計算(約118nm)と合いません 誤り
(4) 125nmは、飛行可能時間の半分(1時間)を往路GS(約125kt)で飛んだ距離に当たり、復路が向かい風で遅くなることを考えていません 誤り
出典:令和元年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 空中航法 問14(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
「空中航法」のほかの問題
- 令和3年1月期 第18問夜間飛行についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中
- 令和3年9月期 第17問距離測定装置(DME)についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1
- 令和4年7月期 第8問ランバート図についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)
- 令和5年5月期 第18問耳閉塞についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中か
- 平成31年3月期 第16問航法無線機器に関する記述(a)、(b)について、その正誤の組み合わせとして正しいものはど
- 令和2年3月期 第10問A空港(33°30' N 130°30' E)を出発し、B空港(33°30' N 135
スポンサーリンク

