目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として正しいもの…

空中航法 第17問

目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として正しいものはどれか。ただし、TC240°距離300 nm、TAS110 kt、風010°/30 ktとし、上昇降下は考慮しない。

正答 (1)
正答は (1)。58分後です。 ETP(等時間点)は、そこから目的地へ進んでも出発地へ引き返しても、かかる時間が等しくなる点です。往路と復路の対地速度(GS)を求めて計算します。 【往路(TC240°)の GS】 風は010°から吹くので、風と航路の角度は 240 − 010 = 230°、つまり航路から見て後ろ寄り50°の方向から吹く風です。 追い風成分 = 30 × cos50° ≒ 30 × 0.643 ≒ 19.3kt 横風成分 = 30 × sin50° ≒ 30 × 0.766 ≒ 23.0kt
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偏流修正角 = sin⁻¹(23.0 ÷ 110) ≒ 12° 航路方向の TAS 成分 = 110 × cos12° ≒ 107.6kt 往路の GS(O) ≒ 107.6 + 19.3 ≒ 126.9kt 【復路(TC060°)の GS】 復路では同じ風が向かい風側になります。 復路の GS(H) ≒ 107.6 − 19.3 ≒ 88.3kt 【ETP までの距離と時間】 距離 = D × H ÷(O + H)    = 300 × 88.3 ÷(126.9 + 88.3) ≒ 123nm 時間 = 123 ÷ 126.9 ≒ 0.97時間 ≒ 58分 【ほかの選択肢】 (2)(3)(4) 1時間01分・1時間19分・1時間23分は、上の計算と合いません 誤り 【確かめ方】 ETP から先へ進むと 177nm ÷ 126.9kt ≒ 1.39時間、引き返すと 123nm ÷ 88.3kt ≒ 1.39時間 で等しくなります。追い風の往路では、ETP は中間点(150nm)より出発地寄りになります。

出典:令和3年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 空中航法 問17(国土交通省 公表)出典元ページ

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