航空燃料(ガソリン)のベーパ・ロック現象に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(飛行機) 第9問
航空燃料(ガソリン)のベーパ・ロック現象に関する記述で誤りはどれか。
- (1)燃料は、ある条件下では、配管・ポンプおよびその他の部品の内部で気化する。その結果、発生する燃料の流れの部分的な、あるいは完全な途絶をベーパ・ロックという。
- (2)ベーパ・ロックは、燃料を遮断してエンジンを停止させるほど重大事になることがあり、燃料配管中の小さなベーパでさえ、主燃料ポンプへの燃料の流れを制限して吐出圧力を減らす。
- (3)ベーパ・ロックの発生原因には、燃料にかける圧力の低下、燃料温度の上昇および、燃料の過度のかく乱がある。
- (4)ベーパ・ロックを減少させるための最大の改善は、燃料系統にフューエル・ストレーナを組み込むことである。これによってベーパの形成を減らし、かつベーパの空洞を移動させるのに役立つ。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
ベーパ・ロックを減らすための大きな改善は、燃料系統にブースター・ポンプ(補助燃料ポンプ)を組み込むことです。ポンプで燃料配管の中の圧力を保つことで、ベーパができにくくなり、できたベーパの空洞を押し流すのにも役立ちます。フューエル・ストレーナは燃料の中の水や異物をこし取る部品で、ベーパの形成を減らすものではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 燃料は条件によっては配管・ポンプなどの内部で気化し、燃料の流れが部分的に、または完全に途絶えます。これがベーパ・ロックです 正しい
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(2) 燃料を遮断してエンジンを停止させるほど重大になることがあり、配管の中の小さなベーパでも、主燃料ポンプへの流れを制限して吐出圧力を減らします 正しい
(3) 燃料にかかる圧力の低下、燃料温度の上昇、燃料の過度のかく乱がベーパ・ロックの原因になります 正しい
【起こりやすい条件】
高温の日(燃料温度が高い)
高高度(燃料にかかる圧力が低い)
揮発性の高い燃料(ガソリン)
離着陸や高高度ではブースター・ポンプを ON にする、という手順は、ベーパ・ロックの防止にもつながります(手順は機種の規定に従う)。
出典:令和3年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問9(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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