ダイナミック・ロール・オーバーに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空工学(回転翼) 第12問
ダイナミック・ロール・オーバーに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)不整地や柔らかな地面での離着陸では発生の可能性が高まる。(b)サイド・スリップしながらの着陸は発生の可能性が高まる。(c)ダイナミック・ロール・オーバーが発生した場合、迅速な反対方向へのサイクリック・スティック操作が最も有効な回避方法である。(d)車輪式降着装置を装備した航空機には発生しない。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(b)の二つです。
ダイナミック・ロール・オーバーは、片方の脚(スキッドや車輪)が地面に引っかかって支点になり、ロータの推力の横成分で機体がその支点を中心に転がり始め、限界の角度を超えると戻せなくなる現象です。
(a)正しい。不整地や柔らかな地面では、脚が引っかかったり沈み込んだりして支点になりやすく、発生の可能性が高まります。(b)正しい。横滑りしながら着陸すると、接地した側の脚が支点になり、横向きの力で転がりやすくなります。(c)誤り。転がり始めたときに最も有効なのは、コレクティブ・ピッチ・レバーを滑らかに下げて推力を減らすことです。反対方向へのサイクリック操作は、限界を超えるとロールを止められないことがあります。(d)誤り。スキッド式でも車輪式でも、脚が支点になれば発生します。
解説の続きをみる続きを閉じる
【起こりやすい場面】
傾斜地での離着陸
横風や横滑りしながらの接地・浮揚
片側の脚が係留索・氷・泥などに取られているとき
コレクティブを急に下げすぎると、反対側に激しく接地することがあるので、操作は滑らかに行います。
出典:令和4年11月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問12(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和元年5月期 第11問
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和2年7月期 第12問
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和3年7月期 第14問
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和4年3月期 第14問
「航空工学(回転翼)」のほかの問題
- 令和元年5月期 第12問地上共振に関する記述で誤りはどれか。
- 令和元年11月期 第11問ダイナミック・ロール・オーバーに陥らないための説明(a)~(d)のうち、正しいものはいく
- 令和2年11月期 第20問全備重量3,400lb、重心位置が基準線後方100inのヘリコプタに、新たに300lbの
- 令和3年11月期 第4問図はある非対称翼の断面である。図中①は前縁と後縁を結んだ仮想の直線、②は相対風と①とのな
- 令和5年1月期 第9問ブレードのコーニングに関する説明で誤っているものはどれか。
- 平成31年1月期 第11問ダイナミック・ロール・オーバーに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか
スポンサーリンク

