ジャイロ計器に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第18問
ジャイロ計器に関する記述で誤りはどれか。
- (1)旋回計はレート・ジャイロの一種であり、角速度を計測または検出するもので自由度1のジンバル構成となっている場合が多い。
- (2)ディレクショナル・ジャイロは、飛行中の航空機の方位を表示する指示器であり、ロータの回転軸を水平にした自由度2のジャイロである。
- (3)ディレクショナル・ジャイロは、地球の自転によるドリフトのため1時間に30°の狂いが生じる。
- (4)バーティカル・ジャイロは、ロータ軸が常に地球の重力の方向と一致するように制御された自由度2のジャイロであり、ジャイロの剛性を利用しピッチ軸およびロール軸に関する航空機の姿勢について感知するものである。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
ディレクショナル・ジャイロは、空間に対して向きを保つので、地球の自転によって見かけの狂い(ドリフト)が生じます。その大きさは1時間に最大15°(地球の自転の速さ)で、緯度によって変わります(およそ15°×sin緯度)。「1時間に30°」は誤りです。実際には軸受の摩擦などによる狂いも加わるので、15分ごとを目安に磁気コンパスに合わせ直します。
【ほかの選択肢】
(1) 旋回計はレート・ジャイロの一種で、旋回の角速度を検出します。ジンバルが一つの自由度1の構成が多く使われます 正しい
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(2) ディレクショナル・ジャイロは、ロータの回転軸を水平にした自由度2のジャイロで、機首方位を表示します 正しい
(4) バーティカル・ジャイロは、ロータ軸が重力の方向と一致するように制御された自由度2のジャイロで、剛性を利用してピッチとロールの姿勢を検出します 正しい
【ジャイロの二つの性質】
剛性 回転軸の向きを保とうとする(姿勢指示器・方向指示器)
歳差 力を加えると90°先で反応する(旋回計)
出典:令和4年11月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問18(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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