A さん(19 歳、初妊婦、派遣労働者)は夫(24 歳、無職)と2 人暮らし。A さんは妊娠8 週3 日で妊娠の届出のた…
午後 第53問
A さん(19 歳、初妊婦、派遣労働者)は夫(24 歳、無職)と2 人暮らし。A さんは妊娠8 週3 日で妊娠の届出のために市役所に来所した。昨年の世帯収入は250 万円であった。A さんは市の助産師に「夫は前の職場で人間関係がうまくいかず、うつ状態になり、今も仕事をしていません。これまでは私の収入で生活できていましたが、両親とは疎遠でこれからかかるお金のことが心配です」と話した。A さんは妊娠37 週、2,420 g の女児を正常分娩で出産した。産後の血圧は安定していたため、産後5 日に退院し、児は日齢14 に2,560 g で退院した。産後2 週の産婦健康診査でエジンバラ産後うつ病質問紙票〈EPDS〉が10 点だったと病院から市に連絡があったため、産後20 日に市から委託を受けた助産師が訪問した。児は体重2,740 g で健康状態は良好であった。A さんは「夫と一緒に育児をしていますがうまくできません。不安が大きいですし、睡眠不足でとても疲れています」と泣きそうな表情で話した。助産師の対応で最も適切なのはどれか。
- (1)子育て中の母親との交流を勧める。
- (2)両親に支援を依頼するように勧める。
- (3)ファミリーサポートセンターを紹介する。
- (4)要支援児童等と思われる者であることを市に情報提供する。
正答 (4)
正答は (4)。要支援児童等と思われる者であることを市に情報提供します。
EPDS は9点以上で産後うつ病の可能性が高いとされ、A さんは10点です。訪問時も強い不安と疲労を訴え、泣きそうな様子です。19歳と若く、夫はうつ状態で無職、低所得で、両親とも疎遠と、支援の必要性の高い家庭です。児童福祉法では、医療機関の医師・助産師などが、養育の支援が特に必要と思われる児童や保護者(要支援児童等)を把握したときは、市町村に情報を提供するよう努めることとされています。市と情報を共有し、継続した支援につなげることが最も適切です。
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【ほかの選択肢】
(1) 子育て中の母親との交流 今の A さんには負担になりやすく、専門的な支援につなげることが先 誤り
(2) 両親に支援を依頼 両親とは疎遠で、すぐに頼れる状況ではない 誤り
(3) ファミリーサポートセンターを紹介 日常の手助けにはなるが、産後うつの可能性への対応にはならない 誤り
出典:2024年(令和6年) 助産師国家試験 問53(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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