次のうち,その体内物質に該当するものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
総合問題 第114問
〔事例〕Aさん(66 歳,女性)は,一人息子と二人で暮らしている。会社の趣味サークルや地域活動に熱心に参加してきた。半年前に,長年勤めた仕事を定年退職して,継続雇用で週2 日の勤務になった。その頃から不眠を訴え,疲れやすく気持ちが落ち込む日が増えてきた。しばらくすると,睡眠中に大声をあげたり,息子の部屋までふらふらと歩いてきたり,自室のカーテンの花柄が動いて怖いと話したりするようになった。近隣の大学病院を受診した結果,手足の震え,小刻みな歩行,顔のこわばりなどがみられ,レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)の診断を受けた。Aさんは,趣味活動や自宅で息子と過ごすことを優先し,これからの生活を楽しみたいと考えて,仕事を辞めた。そして,安全に歩く力を維持するために介護サービスを活用しようと考えた。Aさんは要支援2 の認定を受けて,介護予防通所リハビリテーションの利用を始めた。Aさんの手足の震えは,ある体内物質の影響によって生じている。次のうち,その体内物質に該当するものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)メラトニン(melatonin)
- (2)ドーパミン(dopamine)
- (3)アドレナリン(adrenaline)
- (4)コルチゾール(cortisol)
- (5)グルカゴン(glucagon)
正答 (2)
正答は (2)。最も適切なのはこれです。
レビー小体型認知症では、脳の神経細胞にレビー小体というたんぱく質のかたまりがたまります。中脳の黒質にある、ドーパミンをつくる神経細胞が障害されると、ドーパミンが減って、パーキンソン病と同じような症状(手足の震え、小刻み歩行、筋肉のこわばり、動作が遅くなるなど)が出ます。Aさんの手足の震え、小刻みな歩行、顔のこわばりは、これらのパーキンソン症状にあたります。
【ほかの選択肢】
(1) メラトニン 脳の松果体から分泌され、睡眠と覚醒のリズムを整えるホルモンです 誤り
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(3) アドレナリン 副腎髄質から分泌され、心拍数や血圧を上げるなど、体を緊張・興奮の状態にするホルモンです 誤り
(4) コルチゾール 副腎皮質から分泌され、ストレスへの対応や血糖値の上昇などにかかわるホルモンです 誤り
(5) グルカゴン 膵臓(ランゲルハンス島のα細胞)から分泌され、血糖値を上げるホルモンです 誤り
出典:介護福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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