A 君(5歳、男児) は共働きの両親と3人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症と診断され、保育所と療育センター…

午後 第103問

A 君(5歳、男児) は共働きの両親と3人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A 君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「A は病院が苦手で、予防接種はA の手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「A が血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。母親への声かけで適切なのはどれか。

正答 (3)
正答は (3)。家でA君に説明できる絵カードを渡します。 自閉スペクトラム症の子どもは、見通しの立たないことに強い不安を感じやすく、言葉の説明よりも、絵や写真など目で見てわかる情報の方が理解しやすい特性があります。A君は繰り返し説明することで注射ができるようになっています。検査の流れを示した絵カードを使って、家で前もって何度も説明しておくと、当日の見通しが立ち、パニックを防ぐ助けになります。 【ほかの選択肢】 (1) 当日に説明する 急な説明では見通しが立たず、不安とパニックを強める 誤り
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(2) 予防接種ができるなら心配ない 母親の心配を受け止めていない。検査は予防接種とは流れが違い、時間もかかる 誤り (4) 3人で抑えて採血する 説明を重ねて抑えずにできるようになった経験を生かしていない。恐怖を強める 誤り 【関連する知識】 成長ホルモン分泌刺激試験は、薬を使ったあと30分ごとなど何回も採血するので、前もって流れを伝えておくことが特に大切です。

出典:2024年(令和6年) 看護師国家試験 問103(厚生労働省 公表)出典元ページ

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