A ちゃんは出生前診断で羊水過多があり先天性食道閉鎖症の疑いを指摘されていた。在胎37 週5日に帝王切開で出生、出生体重…
午前 第104問
A ちゃんは出生前診断で羊水過多があり先天性食道閉鎖症の疑いを指摘されていた。在胎37 週5日に帝王切開で出生、出生体重2,780 g、Apgar〈アプガー〉スコア1分後8点、5分後9点である。出生後、A ちゃんは先天性食道閉鎖症と診断された。A ちゃんは、出生当日に胃瘻造設、気管食道瘻切断と食道端々吻合術を受け、無事に終了した。術後2日、人工呼吸器管理下で胸腔ドレーンが挿入されている。このときの看護で適切なのはどれか。
- (1)頸部を伸展させた体位を保持する。
- (2)摂食嚥下機能の獲得のため支援を開始する。
- (3)親がA ちゃんを自由に抱っこするのを見守る。
- (4)唾液の吸引時には吸引チューブの挿入を吻合部の手前までにする。
正答 (4)
正答は (4)。唾液の吸引は、吸引チューブを吻合部の手前までにします。
食道をつないだ直後は、吻合部が弱く、チューブが当たると傷ついて縫合不全の原因になります。術後はまだ唾液をうまく飲み込めないので、口や咽頭にたまった唾液を吸引しますが、チューブは吻合部に届かない長さ(あらかじめ決めた長さ)までにします。
【ほかの選択肢】
(1) 頸部を伸展させた体位 頸部を反らすと吻合部が引っ張られ、負担がかかる。軽い前屈位に保つ 誤り
(2) 摂食嚥下機能の獲得の支援を開始 術後2日で、人工呼吸器管理中。経口の練習を始める時期ではない 誤り
(3) 親が自由に抱っこするのを見守る 人工呼吸器と胸腔ドレーンがあり、抜けたり吻合部に負担がかかったりする。抱っこは看護師が安全を確保しながら行う 誤り
出典:2024年(令和6年) 看護師国家試験 問104(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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