A さん(88歳、男性)は妻(82歳)と2人で暮らしている。息子2人は独立して生活している。要介護度は5で、エアマットレ…
午後 第91問
A さん(88歳、男性)は妻(82歳)と2人で暮らしている。息子2人は独立して生活している。要介護度は5で、エアマットレスを使用している。食事は妻の介助で1日1回ペースト食を食べているがむせることもあり、食事が全くとれない日もある。排泄はオムツを使用し、毎日訪問介護サービスを利用して、オムツ交換と陰部洗浄を受けている。訪問看護は週3回利用している。A さんは妻が話しかけると返事はするが自発的な会話はない。着替えをするときに上肢を動かすと苦痛表情がある。A さんの家族への助言で適切なのはどれか。
- (1)体位変換を2時間ごとに行う。
- (2)関節可動域訓練を1週間に1回行う。
- (3)ペースト食を食べる回数を1日3回にする。
- (4)食事を摂取できないときにも口腔ケアを実施する。
正答 (4)
正答は (4)。食事を摂取できないときにも口腔ケアを実施します。
口から食べない日は唾液の分泌が減り、口の中の自浄作用が弱まって細菌が増えます。Aさんはむせることもあり、口の中の細菌を含む唾液を誤嚥すると誤嚥性肺炎の原因になります。食事をとらない日も口腔ケアを続けて、口の中を清潔に保つことが大切です。
【ほかの選択肢】
(1) 体位変換を2時間ごと エアマットレスを使っていれば体位変換の間隔を延ばすことができる。82歳の妻に夜間も2時間ごとの体位変換を求めるのは負担が大きい 誤り
(2) 関節可動域訓練を1週間に1回 上肢を動かすと苦痛があり、まず痛みの評価が必要。行うなら日々のケアの中で無理なく行う 誤り
(3) ペースト食を1日3回に むせがあり、食べられない日もある状態で、嚥下の評価をせずに回数を増やすと誤嚥の危険が高まる 誤り
出典:2025年(令和7年) 看護師国家試験 問91(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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