A さん(88歳、男性)は妻(82歳)と2人で暮らしている。息子2人は独立して生活している。要介護度は5で、エアマットレ…
午後 第92問
A さん(88歳、男性)は妻(82歳)と2人で暮らしている。息子2人は独立して生活している。要介護度は5で、エアマットレスを使用している。食事は妻の介助で1日1回ペースト食を食べているがむせることもあり、食事が全くとれない日もある。排泄はオムツを使用し、毎日訪問介護サービスを利用して、オムツ交換と陰部洗浄を受けている。訪問看護は週3回利用している。A さんは妻が話しかけると返事はするが自発的な会話はない。着替えをするときに上肢を動かすと苦痛表情がある。2か月後、A さんは食事を口から食べることができなくなり、かかりつけの医師から家族へ、そろそろ看取りの時期であり、看取りの場所を決めるように説明があった。息子たちから「父が長年住んだ家で最期まで過ごさせてあげたいと母とも話していますが、母が1人でみるのは大変だと思い心配しています」と訪問看護師に話があった。このときの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
- (1)看取りまでの支援体制を説明する。
- (2)血圧が低下したら入院が必要なことを説明する。
- (3)決定した看取りの場所は変更できないことを伝える。
- (4)かかりつけの医師と訪問看護師で治療方法を決定する。
正答 (1)
正答は (1)。看取りまでの支援体制を説明します。
息子たちは、自宅で看取りたいという思いと、高齢の母1人で看るのは大変という心配の両方をもっています。訪問診療、訪問看護(24時間の連絡体制)、訪問介護、福祉用具などで、家族だけに負担がかからないように支える体制を具体的に説明することで、家族が安心して看取りの場所を選べるようにします。
【ほかの選択肢】
(2) 血圧が低下したら入院が必要 看取りの時期に血圧が下がるのは自然な経過で、自宅で看取ることができる 誤り
(3) 看取りの場所は変更できない 状況や気持ちの変化に応じて、いつでも話し合って変えることができる 誤り
(4) 医師と訪問看護師で治療方法を決定 本人と家族の意向を中心に、話し合って決める 誤り
出典:2025年(令和7年) 看護師国家試験 問92(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午後」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第97問A さん(71 歳、女性)は夫と10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他
- 2026年(令和8年) 第35問コミュニケーションの方法として筆談が適しているのはどれか。
- 2026年(令和8年) 第93問A さん(78 歳、女性、要介護1 )は夫(82 歳、要支援1 )と2人で暮らしている。
- 2023年(令和5年) 第31問令和2年度(2020 年度)の家族に関する調査で正しいのはどれか。
- 2023年(令和5年) 第91問A さん(61 歳、男性、会社員)はデスクワーク中心の仕事をしている。今朝、職場へ出勤し
- 2024年(令和6年) 第31問がん対策基本法で定められているのはどれか。
スポンサーリンク

