A さん(56 歳、女性、主婦)は、食後に冷汗を伴う腹痛があり外来を受診した。腹部超音波検査の結果、胆石症と診断され、腹…

午前 第95問

A さん(56 歳、女性、主婦)は、食後に冷汗を伴う腹痛があり外来を受診した。腹部超音波検査の結果、胆石症と診断され、腹腔鏡下胆囊摘出術の目的で入院した。看護師は手術オリエンテーションで、術後の入院期間は2日と説明した。A さんは、同じ手術を受けた妹が合併症で3週間以上食事もできなかったので、自分も同じ合併症を発症するかもしれないと心配そうに話した。A さんは、全身麻酔下で気腹法による腹腔鏡下胆囊摘出術を受けている。手術中のA さんに最も生じやすいのはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。PaCO₂が上昇しやすくなります。 気腹法では、腹腔に二酸化炭素を注入して膨らませ、手術の視野をつくります。二酸化炭素は腹膜から血液に吸収されるため、動脈血二酸化炭素分圧が上がりやすくなります。麻酔中は人工呼吸の設定を調整して対応します。 【ほかの選択肢】 (1) 体温の上昇 手術中は体の露出や冷たいガスの注入で、体温は下がりやすい 誤り (2) 心拍出量の上昇 腹腔内圧が上がって下大静脈が圧迫され、心臓に戻る血液が減るため、心拍出量は低下しやすい 誤り (3) 腹腔内圧の低下 ガスを注入するので腹腔内圧は上がる 誤り 【術後の関連症状】 横隔膜の下にたまったガスの刺激で、肩の痛み(肩甲部痛)が出ることがあります。

出典:2025年(令和7年) 看護師国家試験 問95(厚生労働省 公表)出典元ページ

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