A さん(56 歳、女性、主婦)は、食後に冷汗を伴う腹痛があり外来を受診した。腹部超音波検査の結果、胆石症と診断され、腹…

午前 第94問

A さん(56 歳、女性、主婦)は、食後に冷汗を伴う腹痛があり外来を受診した。腹部超音波検査の結果、胆石症と診断され、腹腔鏡下胆囊摘出術の目的で入院した。看護師は手術オリエンテーションで、術後の入院期間は2日と説明した。A さんは、同じ手術を受けた妹が合併症で3週間以上食事もできなかったので、自分も同じ合併症を発症するかもしれないと心配そうに話した。A さんの妹が発症した合併症はどれか。

正答 (2)
正答は (2)。妹が発症した合併症は胆汁瘻と考えられます。 腹腔鏡下胆囊摘出術では、胆囊管を切って閉じます。その閉じた所や、肝臓の胆囊床から胆汁が漏れ出すのが胆汁瘻(胆汁漏)です。漏れた胆汁で腹膜炎を起こすと、ドレナージや内視鏡での処置が必要になり、長い間食事ができないことがあります。「3週間以上食事もできなかった」という経過に当てはまります。 【ほかの選択肢】 (1) 肺炎 術後に起こりうるが、長く食事ができない合併症の典型ではない 誤り (3) 皮下気腫 気腹の二酸化炭素が皮下にたまるもので、多くは数日で自然に吸収される 誤り (4) 深部静脈血栓症 下肢の静脈に血栓ができる合併症で、食事がとれなくなるものではない 誤り

出典:2025年(令和7年) 看護師国家試験 問94(厚生労働省 公表)出典元ページ

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