A ちゃん(1 歳9 か月)は両親と保育所に通う姉のB ちゃん(3 歳)と4 人で暮らしている。A ちゃんは重症の仮死で…
午前 第107問
A ちゃん(1 歳9 か月)は両親と保育所に通う姉のB ちゃん(3 歳)と4 人で暮らしている。A ちゃんは重症の仮死で出生し、脳性麻痺と診断されている。食事、排泄、更衣は全介助である。食事はきざみ食を摂取しており、浣腸によって2 日に1 回排便がある。A ちゃんは全身の筋緊張が強く、肘関節と手関節は屈曲し、両下肢が交差し伸展する姿勢が多い。声かけやタッチングで笑顔がみられるが、発語はない。A ちゃんは月2 回の外来受診をしており、受診の際に母親が看護師に「A は食欲がありますが、時々むせてしまいます。日中は機嫌よく過ごすことが多いのですが、手足を突っ張らせて背を反り返ることがあり、夜眠らないことが時々あります」と話している。母親は外来看護師に「姉のB は最近、私に甘えて傍を離れません。A の世話でBに関わる時間が少ないので、短時間でもB とだけじっくり関われるようにしたいです」と話した。父親は会社員で夜の帰りが遅い。父親がB ちゃんを保育所へ送り、母親がA ちゃんを連れて迎えに行く。両親は、A ちゃんの育児をできるだけ在宅で行いたいと思っており、訪問看護を週1 回1 時間利用している。このときの外来看護師の母親への返答で最も適切なのはどれか。
- (1)「B ちゃんにA ちゃんの状況を説明しましょう」
- (2)「お父さんに保育所のお迎えもしてもらいましょう」
- (3)「B ちゃんを預かるファミリーサポートを利用しましょう」
- (4)「訪問看護の時間をB ちゃんのお迎えの時間にできるか相談してみましょう」
正答 (4)
正答は (4)。訪問看護の時間をお迎えに合わせれば、母親が1人で B ちゃんを迎えに行き、2人だけで過ごす時間を作れます。
母親の望みは「短時間でも B とだけじっくり関わる」ことです。今ある訪問看護の時間の調整なら、新しい負担を増やさずに実現できます。きょうだいへの配慮は、障害のある子の家族全体を支えるうえで大切です。
【ほかの選択肢】
(1) B ちゃんに A ちゃんの状況を説明 母親が B と関わる時間は増えない 誤り
(2) お父さんにお迎えも 父親は帰りが遅く、母親と B の時間にもならない 誤り
(3) B ちゃんを預ける B と関わりたいという母親の望みと逆になる 誤り
出典:2026年(令和8年) 看護師国家試験 問107(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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