表は、ある期間のA 地点とB 地点における日最高気温の予報と実況を示したものである。予報の検証について述べた次の文(a)…
専門知識 専門知識 問14
表は、ある期間のA 地点とB 地点における日最高気温の予報と実況を示したものである。予報の検証について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。ただし、見逃し率は全予報数に対する割合とする。(a) この期間の最高気温の予報について、系統的な偏りを平均誤差(ME)により求めると、どちらの地点も正の偏りがある。(b) この期間の最高気温の予報について、予報誤差の標準的な大きさを2 乗平均平方根誤差(RMSE)により求めると、B 地点の方がA 地点よりも予報誤差が大きい。(c) この期間の真夏日の予報の見逃し率は、B 地点の方がA 地点よりも低い。
- ①(a): 正 (b): 誤 (c): 正
- ②(a): 正 (b): 誤 (c): 誤
- ③(a): 誤 (b): 正 (c): 正
- ④(a): 誤 (b): 正 (c): 誤
- ⑤(a): 誤 (b): 誤 (c): 誤
正答 ②
正答は ②。(a) 正・(b) 誤・(c) 誤 の組み合わせです。
【表から計算した誤差】(誤差=予報−実況)
A地点:4、−2、−3、1、5、−2、−2
B地点:4、−2、−2、2、0、−2、2
【(a) 平均誤差 ME】
A:(4−2−3+1+5−2−2)/7=1/7≒+0.14℃
B:(4−2−2+2+0−2+2)/7=2/7≒+0.29℃
どちらも正(予報が高めに偏っている)なので正しい記述です。
【(b) 2乗平均平方根誤差 RMSE】
A:(16+4+9+1+25+4+4)/7=63/7=9 → √9=3.0℃
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B:(16+4+4+4+0+4+4)/7=36/7≒5.14 → 約2.3℃
B の方が小さいので、B の方が誤差が大きいとする記述は誤りです。
【(c) 真夏日(最高気温30℃以上)の見逃し率】
見逃し=真夏日を予報しなかったのに真夏日になった日
A:実況で真夏日は3・4・6・7日。予報で真夏日でなかったのは3日(予報29℃)の1回 → 1/7
B:実況で真夏日は2・3・4・5・6日。予報で真夏日でなかったのは2日(28℃)と6日(29℃)の2回 → 2/7
B の方が高いので、B の方が低いとする記述は誤りです。
【ポイント】
ME は偏り(プラスマイナスが打ち消し合う)、RMSE は誤差の大きさ(大きな外れが効く)を表します。
出典:令和5年度第1回(第60回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問14(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ
最終更新日
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