移動式クレーンの油圧装置の付属機器及び配管類に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第16問
移動式クレーンの油圧装置の付属機器及び配管類に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)アキュムレータは、シェル内をゴム製の隔壁(ブラダ)などにより油室とガス室に分け、ガスの圧縮性により作動油の油圧を調整する機器で、衝撃圧の吸収のため、ガス室にエアブリーザを備えている。
- (2)作動油の油温が高温になると障害が起こるので、発熱量が多い使用状況の場合は、強制的に冷却するためにオイルクーラーが用いられる。
- (3)吸込み用フィルタには、そのエレメントが金網式のものとノッチワイヤ式のものがある。
- (4)ラインフィルタは、圧力管路用のものと戻り管路用のものがあり、そのエレメントとしてノッチワイヤ、ろ過紙、焼結合金などが用いられている。
- (5)配管類の継手には密封性が要求されるので、ねじ継手、フランジ管継手、フレア管継手、くい込み継手などが使われる。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でありません。
アキュムレータのガス室には、窒素ガスを封入して密閉します。「衝撃圧の吸収のため、ガス室にエアブリーザを備えている」というのは誤りです。
エアブリーザは、作動油タンクに出入りする空気をろ過する部品で、アキュムレータには付いていません。
【ほかの選択肢】
(2) 発熱量が多い使用状況では、オイルクーラーで強制的に冷却する
正しい
(3) 吸込み用フィルタのエレメントには、金網式とノッチワイヤ式が
解説の続きをみる続きを閉じる
ある 正しい
(4) ラインフィルタには圧力管路用と戻り管路用があり、エレメント
にはノッチワイヤ、ろ過紙、焼結合金などが用いられる 正しい
(5) 継手には、ねじ継手、フランジ管継手、フレア管継手、くい込み
継手などが使われる 正しい
【アキュムレータの中身】
シェルの中を、ゴム製の隔壁(ブラダ)で油室とガス室に分ける
ガス室には窒素ガスを封じ込める
ガスが外へ抜けたり、外から入ったりしてはいけません。封入したまま使うので、空気の出入口は要りません。
【窒素ガスを使うわけ】
油と接しても燃えず、反応しない
空気(酸素を含む)を高圧で油に押し付けると危険です。
【アキュムレータの使いみち】
圧油をためておき、必要なときに一気に出す
ポンプの脈動やサージ圧を吸収する
非常時に、たくわえた圧力で動かす
【エアブリーザはどこに付くか】
作動油タンクの上部
油面が上下するとタンクは空気を吸ったり吐いたりします。そのとき外のちりを吸い込まないよう、空気の出入口にフィルタを付けます。注油口を兼ねていることが多い部品です。
出典:移動式クレーン運転士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「原動機及び電気に関する知識」のほかの問題
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第16問移動式クレーンの油圧装置の付属機器及び配管類に関する記述として、適切でないものは次のうち
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第14問移動式クレーンの油圧発生装置及び油圧駆動装置に関する記述として、適切でないものは次のうち
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第12問移動式クレーンのディーゼルエンジンに取り付けられる補機、装置などに関する記述として、適切
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第20問感電及びその防止に関するAからDまでの記述について、適切でないもののみを全てあげた組合せ
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第18問移動式クレーンの油圧装置の作動油に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第16問移動式クレーンの油圧装置の付属機器に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
スポンサーリンク

