移動式クレーンのディーゼルエンジンに用いられる電装品に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第12問
移動式クレーンのディーゼルエンジンに用いられる電装品に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)オルタネータは、エンジンの始動に用いられる主要部品で、モータ部(トルクを発生する部分)とピニオン部(エンジン始動時に車両側リングギヤへトルクを伝達する部分)で構成されている。
- (2)始動補助装置の電熱式エアヒータは、保護金属管の中にヒートコイルが組み込まれ、これに電流が流れることで副室内を加熱するものである。
- (3)グロープラグは、直接噴射式エンジンのマニホールドの吸気通路に取り付けられ、発熱体に電流が流れることで吸気を均一に加熱するものである。
- (4)レギュレータは、発電電圧を制御し、各電気装置に適正電力を供給するものである。
- (5)ディーゼルエンジンは、圧縮力が大きく、始動クランキングのトルクが著しく大きいので、バッテリは24Vを2個直列に接続して48Vを用いることが多い。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切です。
レギュレータは、発電電圧を制御し、各電気装置に適正電力を供給するものです。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) エンジンの始動に用いられ、モータ部とピニオン部で構成される
のは、オルタネータではなくスタータ(始動電動機)。
オルタネータは交流発電機
(2) 保護金属管の中のヒートコイルで副室内を加熱するのは、電熱式
エアヒータではなくグロープラグ
(3) マニホールドの吸気通路に取り付けて吸気を加熱するのは、
グロープラグではなく電熱式エアヒータ
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(5) 移動式クレーンのバッテリは、12Vを2個直列に接続して24V
とすることが多い。24Vを2個で48Vではない
(2)と(3)は、グロープラグとエアヒータを入れ替えた文です。
【電装品の役割】
スタータ エンジンを回し始める(電気を使う)
オルタネータ エンジンで回して発電する(電気をつくる)
レギュレータ 発電した電圧を一定に保つ
バッテリ 電気をためる
【始動補助装置の使い分け】
グロープラグ 副室式エンジン用。副室の中を直接あたためる
電熱式エアヒータ 直接噴射式エンジン用。吸気そのものをあたためる
副室があるかないかで、あたためる場所が変わります。
【レギュレータが要るわけ】
オルタネータの発電電圧は、回転数が上がるほど高くなる
そのままでは電球や電装品が壊れるので、一定の電圧に抑えます。
【24Vであるわけ】
ディーゼルはクランキングのトルクが大きく、大きな電流が要る
同じ電力なら、電圧を上げたほうが電流は小さくてすみます。12Vのバッテリを2個直列にして24Vにします。
出典:移動式クレーン運転士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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