ディーゼルエンジンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第11問
ディーゼルエンジンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)2サイクルエンジンは、燃焼室に送った高圧の燃料を電気火花によって着火し、燃焼させて、ピストンを往復運動させる。
- (2)2サイクルエンジンは、吸入、圧縮、燃焼、排気の1循環をピストンの2行程で行う。
- (3)4サイクルエンジンは、常温常圧の空気の中に高温高圧の軽油や重油を噴射して燃焼させる。
- (4)4サイクルエンジンは、クランク軸が1回転するごとに1回の動力を発生する。
- (5)4サイクルエンジンの排気行程では、吸気バルブと排気バルブは、ほぼ同時に開く。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切です。
2サイクルエンジンは、吸入、圧縮、燃焼、排気の1循環をピストンの2行程で行います。クランク軸は1回転です。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) ディーゼルエンジンは電気火花では着火しない。圧縮して高温に
した空気の中に燃料を噴射し、自然に着火させる。電気火花で着火するのはガソリンエンジン
(3) 4サイクルエンジンは、常温常圧の空気ではなく、圧縮して
高温高圧にした空気の中に軽油や重油を噴射する
(4) 4サイクルエンジンは、クランク軸が2回転するごとに
解説の続きをみる続きを閉じる
1回の動力を発生する
(5) 排気行程で開いているのは排気バルブだけ。吸気バルブと
排気バルブがほぼ同時に開くのは、排気行程から吸入行程へ移るところ(バルブオーバーラップ)
【4サイクルの4行程】
吸入 ピストンが下がり、空気を吸い込む
圧縮 ピストンが上がり、空気を圧縮して高温にする
燃焼 燃料を噴射して着火し、ピストンを押し下げる
排気 ピストンが上がり、燃えたガスを押し出す
4行程でピストンは4回動き、クランク軸は2回転します。
【2サイクルが2行程ですむわけ】
掃気口と排気口を使い、排気と吸入を同時にすませる
ピストンが下がりきるあたりで、新しい空気を押し込みながら燃えたガスを追い出します。そのぶんバルブの仕組みが簡単になります。
【回転あたりの動力】
2サイクル 1回転に1回
4サイクル 2回転に1回
同じ排気量・同じ回転数なら2サイクルのほうが力は出ますが、掃気のときに新しい空気が一緒に抜けるので、燃費は悪くなります。
【ディーゼルが圧縮着火できるわけ】
空気を強く圧縮すると、それだけで500℃をこえる
そこへ霧状の軽油を吹き込めば、火花がなくても燃えます。だから圧縮比はガソリンエンジンより高く取ります。
出典:移動式クレーン運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「原動機及び電気に関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第11問ディーゼルエンジンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第19問電気に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第17問移動式クレーンの油圧装置の保守に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第15問移動式クレーンのジブの伸縮回路に用いられる、次の図の油圧制御弁の名称は、(1)~(5)の
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第13問油で満たされた二つのシリンダが連絡している図の装置で、ピストンA(直径1㎝)に9Nの力を
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第11問エンジンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
スポンサーリンク

