鉄棒に肩関節屈曲90°、肘関節屈曲90°の肢位で懸垂している状態からゆっくりと体を下降させているとき、遠心性収縮をする筋…
午前 第73問
鉄棒に肩関節屈曲90°、肘関節屈曲90°の肢位で懸垂している状態からゆっくりと体を下降させているとき、遠心性収縮をする筋はどれか。
- (1)棘上筋
- (2)広背筋
- (3)烏口腕筋
- (4)三角筋前部
- (5)大胸筋鎖骨部
正答 (2)
正答は (2)。広背筋です。
懸垂の姿勢(肩関節屈曲90°・肘関節屈曲90°)から体を下ろすと、腕は頭の上へ向かって動き、肩関節はさらに屈曲していきます。このとき体重に引かれて肩が屈曲するのを、肩関節の伸筋がブレーキをかけながら伸ばされていく、つまり遠心性収縮で制御します。肩関節伸展の主動作筋が広背筋です。同時に肘関節も伸びていくので、上腕二頭筋や上腕筋などの肘屈筋も遠心性に働きます。
【ほかの選択肢】
(1) 棘上筋は肩関節の外転に働く。この動きの制御の中心ではない 誤り
(3) 烏口腕筋は肩関節の屈曲に働く。重力が屈曲させる方向なので、屈筋は制御に働かない 誤り
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(4) 三角筋前部も屈筋で、同じ理由で当たらない 誤り
(5) 大胸筋鎖骨部も屈筋で、同じ理由で当たらない 誤り
【遠心性収縮の見分け方】
外から加わる力(重力・体重)がどちらへ関節を動かそうとしているかを考え、それに逆らう側の筋が、伸ばされながら働いていると考えます。
出典:2023年(令和5年) 理学療法士国家試験 問73(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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